商品コード:1171-054pb[RCA] J.イトゥルビ(pf)指揮 RCAヴィクターso. / ベートーヴェン:Pf協奏曲3番OP.37
商品コード: 1171-054pb
商品詳細:ホセ・イトゥルビ(1895-1980)はスペイン生まれのピアニスト。パリ音楽院でヴィクトル・スタウブにも師事。ランドフスカにも師事した。1912年頃デビューし、1929年には米国デビューしで成功を収めた。妹のアンパロ・イトゥルビもピアニストで兄を凌ぐほど上手いが録音が少ない。1981年~スペイン・バレンシアでホセ・イトゥルビ国際ピアノコンクールが開かれる。米国では長い期間ピアニストとして絶大な人気を博し、シナトラ主演の1953年公開映画「錨を上げて」他数本にも出演している。トゥルビがかなりの数のSP録音をしていたことは解っていたがこのような大作をSP時代に録音したとは驚きである。ホロヴィッツやルービンシュタインと同格の扱いだったのではあるまいか?正確な録音年は不明だが1941年に5枚組のSPが発売されたことから1941年か1-2年前と思われる。LPは1953年頃、LM 1759で12"化されたらしい。これまで英国/フランス/ドイツ盤の入荷はなく、存在自体が知られていない録音だった。SP復刻とは言え、パワーのある音質でモノラルLPと変わらないクオリティがある、いや、それ以上かもしれない。1940年代のSP録音のクオリティは驚く程高い物だったらしい。またイトゥルビが自身でオケも振った弾き振り録音で、当時から指揮者として才能を持っていた。ソロを聴いて更に驚くこととなる。電光石化の如き鋭い指が捉えられている。このような演奏を聴いてしまうと根本的にホセ・イトゥルビという音楽家を考え直さねばなるまい。たぶんにアカデミックな演奏家であり、またショービジネスの世界でも成功を収めた多彩な才能の持ち主である。イタリア盤の存在は彼の故国という理由だろう。
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