商品コード:1175-010[Harmonia Mundi] ブルガリア国立ディモフQt / モーツァルト:弦楽四重奏曲全集-9/12番K.172, 23番K.590
商品コード: 1175-010
商品詳細:正式名称はブルガリア国立ディモフQt.。通称ブルガリアQt.(ディモフQt.)は1957年ブルガリアのソフィア音楽院の学生たちで発足した団体でブルガリア政府から「ブルガリア国立ディモフ弦楽四重奏団」の名称を与えられた。ディモフQt.とする場合とブルガリアQt.とする場合があるが当社ではブルガリア国立ディモフQt.としている。ブルガリアを代表する団体であり、国際レーベルHarmonia Mundiにも録音がある国際的な団体である。ベートーヴェンの全集が先に録音され、ブルガリアの国営レーベルBalkantonから発売されたが、モーツァルトの全集はHarmonia Mundi録音である。録音は1960年代中期頃と思われる。バラで揃えるのは相当に大変だと思う。箱も出ているが盤は後期プレスと同じ黒盤になる。最終番号Vol.9までこの濃緑レーベルが出ている。オリジナルのバラはモノラルとステレオの2バージョンが存在すると思われるがVol.7くらいまでの初期プレスはモノラルしかない可能性が高い(再版でステレオがリリースされた)。このレーベルは仏特有の華やかさと、クリアーな音質を両方持っており、HM歴代の中でもトップクラスの音質を誇る。彼らのスタイルはどことも似ていないユニークな独自の物がある。同じ東欧でもチェコやハンガリーとは異なるラテンの気質が少し混じり、軽度な明るさと程好い軽快さを併せ持つ。1940年代に登場した頑固で厳格な古典的な流れから確実に切り離されたスタイル。地域的な交流が無かったのが幸いしてか東西の良い部分と時代的な折衷的スタイルを作り上げている。全く話題になることもなかったがモーツァツト好きにも弦楽好きにも取り組んでみようかと思わせる魅力ある録音と断言できる。再版なら箱ものも存在するがオリジナルは全てバラ。バラでコツコツ集めるのも楽しい。ステレオは1970年代に入りHM 3桁出で初めてリリースされたものと思われる。初出のHMO 5桁番号はモノラルと見て間違いない。
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