商品コード:1176-010[VOX] W.トリープスコルン(cl) G.レメン(va) マンハイム・トリオ Gルートヴィヒ(pf) D.フォルホルツ(vn) R.J.ブール(vc) / モーツァルト:Pfトリオ(全6曲), ClトリオK.498「ケーゲルシュタット」
商品コード: 1176-010
商品詳細:マンハイム・トリオについての情報は殆どない。名称からしてドイツ・マンハイムで設立されたピアノ・トリオと推測される。設立年代やメンバーについては全く不明。Vn:ディエター・フォルホルツ、Vc:ラインホルト・ヨハネス・ブール、Pf:ギュンター・ルートヴィヒは1931年ドイツGroßkrotzenburg生まれで、Marc Aubortという名前でも活動している。パリでM.ロンに師事している。1954年と1955年にフェルッチョブソーニ国際ピアノコンクールで3位を受賞している。マンハイム・トリオ解散後の1983年からはケルン・ピアノ・トリオを結成。Vnのフォルホルツはギュンター・ケール率いるマインツ室内o.のコンサートマスターだったと思われる。ラウテンバッハー/ケールが録音したバッハ:Vn協奏曲集のB.1043で第2Vnを担当している。Vcのブールもマインツ室内o.のメンバーと思われる。又フォルホルツとブールの二人は後にコレギウム・アウレウムのメンバーとして活躍することになる。ケール/マインツのブランデンブルク協奏曲をお持ちの方ならばその流れを理解されるだろう。マンハイム・トリオの音楽性はそのブランデンブルク協奏曲と共通するものがある。だからここまで上手いのだと納得する次第。日本では無名に近いトリオだがラウテンバッハーたちと共演するレベルの音楽家たちである。モーツァルトのピアノ・トリオの録音は多いがトップ・クラスとなると相当に高額となる。例えばクラウス/ボスコフスキー/ヒューブナー、ボルツァーノ・トリオなどは手が届ない金額。その下となると途端に1960年代後期のボザール・トリオまで下りてしまう。この録音は両者の中間に位置する。内容ではトップ・ブループに肉薄する勢いがある。ボザール・トリオまで行きたくない方にはこれ以上の録音はないだろう。大推薦としたい。
マンハイム・トリオの在庫一覧へ