商品コード:1176-002[Harmonia Mundi] P.シュタイニッツ指揮イギリス室内o. ロンドン・バッハ協会cho. S.ル・サージュ(s) S.ミンティ(a) 他/ バッハ:カンタータB.10, B.47
商品コード: 1176-002
商品詳細:指揮者ポール・シュタイニッツ(1909- 1988)は英国ウエストサセックス・チチェスターで生まれた(先祖はドイツ人家系)。英国王立音楽院で学び、1930年代には、ケント州アシュフォードのセント・メアリー教区教会で音楽監督を務めた。1946年ロンドン・バッハ協会を設立した。1952年、シュタイニッツはバッハのマタイ受難曲の英国初演を監督し、完全でオリジナルのドイツ語形式で演奏された初の試みであったと言われる。以降20世紀の英国バッハ復活の重要人物であることが広く認められた。その後、シュタイニッツはバッハの現存する 208 のカンタータ全てを英国の聴衆に向けて演奏するという大仕事に乗り出す。このプロジェクトは 1958 年 11 月に開始され、シュタイニッツが亡くなる僅か数か月前の 1987 年 12 月に完了した。 1968 年自身の室内楽団体シュタイニッツ バッハ プレーヤーズを設立。1996 年にシュタイニッツが中心となりロンドン バッハ フェスティバルが開催される。シュタイニッツがいなければ英国では未だにバッハを英語で歌っていたと揶揄されたらしいが、それは極論としても、1960年代には英国でもバッハの宗教作品がドイツ語で歌われ、時代考証も整ったことは事実である。録音は英国レーベルの英ORYX :Bach Collectors Seriesから出ている。Harmonia Mundiは英国音源のフランス・リリース分でドイツでもDA CAMERA MAGNAからリリースされた。CANTAYEレーベルとは関連はない。全て英国人たちによるバッハ録音だが特段の違和感はない。ここまでドイツ音楽をしっかりと研究して完全に身に付けている。DECCAはバッハ録音はドイツまで出向いて録音していた。その方が経費は安価だが、自国の音楽文化の発展には寄与しない手段である。Harmonia Mundiが英国録音をドイツでも発売した訳であるから内容は自信を持っていたと思われる。聴いてみても英国録音であるということは演奏からは分からない。プロが聴けば分かるのかもしれないが良い録音であることは事実である。ソプラノのサリー・ル・サージュが大変美しい声の持ち主である。
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