商品コード:1181-039[DGG] F.フリッチャイ指揮ベルリンpo. ベルリン放送(旧名RIAS)so. / ロッシーニ:序曲集
商品コード: 1181-039
商品詳細:1953年に18093 LPMという初期番号で発売された1949~1953年のモノラル録音。1955年12月19 041 LPEMに番号変更された。フリッチャイがRIAS交響楽団の首席指揮者に就任したのは1948年。翌1949年にはベルリン・ドイツ・オペラ音楽監督も兼任している。これは大変名誉の高いポストである。当時は交響曲/管弦楽よりオペラの方が一段高くみられる風潮があった。1948年は彼がベルリン・デビューした年で、いきなり初代首席指揮者に任命されるというのは異例だろう。それだけの実力は既に認められていたということだろう。RIASso.はアメリカ軍占領地区放送局として設立された経緯があるが、ベルリンpo.と並び、ベルリンの放送o.としての地位を持った一流オケである。実際1956年にはベルリン放送o.と改名される。この録音はフリッチャイの初期録音でベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督というオペラ関係のポストへの就任と関係のある録音だろう。実際その後、DGGで最初に出たモーツァルトの4大オペラは全てフリッチャイが全曲録音していることからも窺える。全6曲のうち「絹のはしご」と「アルジェのイタリア女」の2曲は1949年ベルリンpo.で他4曲は1951-53年RIASso.と録音。最初からこのLPを想定した録音ではなかった。その後、ロッシーニ関係の録音はない。尚このLPから漏れた曲に「ランスへの旅序曲」がある。イタリア作品をこのような雰囲気で、しかも軽快に演奏することは当時のドイツ人古参指揮者には出来なかったに違いない。
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