商品コード:1187-024p[DECCA] C.カーゾン(pf) A.フィストゥラーリ指揮 E.ホルダ指揮/ グリーグ:Pf協奏曲, ファリャ:スペインの庭の夜
商品コード: 1187-024p
商品詳細:2曲とも1951年DECCAでのモノラル録音で。グリーグ:Pf協奏曲が1952年LXT 2657でが単独で初リリース。ファリャ:「スペインの庭の夜」は10"・LW 5216と12":LXT 2621(+「三角帽子」~6曲)の2種でリリースされた。DECCAは1956年に別ヴァ―ジョンとしてグリーグ:Pf協奏曲(1951年録音)とファリャ:「スペインの庭の夜」の2曲をカップリングしてLXT 5165でリリースした。従ってLXT 5165は単純な再版ではなく、新カップリングのLPとして注目を浴びた。クリフォード・カーゾン(1907-1982)はロンドン出身のピアニスト。1923年にプロムスで公開デビューを果たし、ヘンリー・ウッドの指揮でバッハの3台のピアノのための協奏曲を演奏した。1928年から1930年までベルリンに留学してアルトゥール・シュナーベルに、その後パリに留学してワンダ・ランドフスカとナディア・ブーランジェにも師事。欧米各地で演奏活動に取り組んだ。カーゾンは「ペルシャの市場にて」などで有名な作曲家、アルバート・ケテルビーの甥である。また親類関係があったと思われるソプラノ歌手マリア・チェボターリが39歳でウィーンで亡くなると、2人の遺児を引き取り養子にした。1977年にナイトに列せられた。録音嫌いで有名だったが、その割に1944年SP期からかなりの録音を残し、DECCAに多くの名演を残している。英COLUMBIAがギーゼキング/カラヤンと入れた録音は有名だがそれに対抗する録音として出たのが当録音であった。しかしギーゼキング/カラヤン盤があまりにメジャーになってしまい、この録音は影に隠れた録音として知る人ぞ知るレベルだった。聴いてみれば、DECCAらしいパンチのある硬派の演奏である。カーゾンは数少ない英国人ピアニスト。なかなか迫力のある演奏だがどうも受けが悪かったようだ。今改めて聴けば、当時のDECCAのモノラルの優秀さを改めて知ることになる。カーゾンはグリーグ:Pf協奏曲を1959年モノラル/ステレオ録音でエイヴィン・フィエルスタート/ロンドンso.と再録音している。オリジナルではないがこの12"は使いやすく、音質も良く大推薦!
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