商品コード:1193-006[COLUMBIA] J.ラレード, M.トゥリー(vn) A.シュナイダー指揮マールボロ祝祭o. / メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲Op.20, モーツァルト:2VnのためのコンチェルトーネK.190
商品コード: 1193-006
商品詳細:A面はメンデルスゾーンだが、注目はB面のK.190。このコンチェルトーネは、とにかく録音が少ない。オリジナルは米Columbiaの:ML 6248/MS6848。欧州プレスも存在するが米盤の入荷は珍しい。'60年代のマルボロ音楽祭でのライブ録音。A.シュナイダーの指揮が、やや直線的ではあるものの、仏プレスのお陰で、きつい印象はない。それより、ラレードとテリーの2人のVn奏者の掛け合いは、なかなか美しく、また録音も良いので、格段に良い仕上がりだと思う。マールボロ音楽祭は1951年ルドルフ・ゼルキン、アドルフ・ブッシュ、マルセル・モイーズらによって設立された演奏家の教育を目的とするクラシック音楽の音楽祭である。カザルスはよくゲストとして参加していて、録音も多く残っている。カザルス音楽祭の流れを汲む音楽祭であることはご承知の通り。開催地が米国ということもあり欧州系の演奏と一味異なる米国スタイルを主流にしたスタイルが多くなる。この演奏も隈取の実にはっきりした演奏である。良い、悪いではなく、地域の特徴がしっかりと表れた演奏となっている。K.190にみるラレードもRCAで活躍したヴァイオリン奏者。指揮のアレクサンダー・シュナーダーもカザルスに薫陶を受け、1950年ミェチスワフ・ホルショフスキと共にプラド音楽祭の発起人を務めた音楽家である。ブダペスト弦楽四重奏団の第2ヴァイオリンとしてアメリカ合衆国に移住したが1960年代からは指揮活動がメインとなる。押しの強い傾向にあるが、これが1960年代中期に於ける米国で好まれた演奏であることは間違いないだろう。
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