商品コード:1195-056[DECCA] G.アルトマン, J.L.ラルディノワ(vn) J.ルール(pf) P.ブルトゥ(cl) / バルトーク:44のVn二重奏曲 Sz.98~(18曲)
商品コード: 1195-056
商品詳細:1960年代初期のベルギーでのモノラル録音と思われる。英国・フランスDECCA発売は存在しないと思われる。レーベルにFace1/2と表記されるがベルギーの南半分はフランス語圏の為そうなる。また曲名が英語表記で印刷されているのは自国販売より全世界販売に向けた措置であろう。演奏者たちの内G.アルトマン(vn)--J.L.ラルディノワ(vn)--J.ルール(pf)はベルギーでトリオを組んでいる。ジャン・ルイ・ラルディノワ(vn)はやはりベルギーDECCAにJ.ルール(pf)との録音があるらしい。また彼はブリュッセルのベルギー国立放送o.でコンマスをしているようだ。もう一人の女流ヴァイオリン奏者ギャビー・アルトマンもブリュッセルの王立音楽院で学び、1946年のクライスラー賞を受賞。1949年にはビュータン・コンクールで入賞している。ブリュッセル音楽アカデミーの教授である。彼女はG.エネスクに2年間師事しており、ベルギーのヴァイオリン界では重鎮である。ギャビー・アルトマンもまたベルギー国立放送o.のメンバーである。バルトークを得意としている。ピアノのジャン・ルールとクラリネットのピエール・ブルトゥもまたベルギーで活躍する音楽たちである。44のVn二重奏曲は1966年録音のメニューインとN.ゴトコフスキー(vn)の録音が全曲では最も古いと考えていたが全曲ではないにしろこちらの録音の方が古いと思われる。女流ヴァイオリンのギャビー・アルトマンが第1Vnを取りなかなかアグレッシブルな演奏に終始する。コントラスツも入れる為に全44曲の収録は断念したと思われるがおそらく録音は全曲していると考えられる。後でマスタリングの際にカットされたのだろう。そう考えると世界でも最初に限りなく近い録音で価値は高い。B面のコントラスツは少し穏やかなムードが漂う秀演である。殆ど知られていないモノラル録音である。興味をそそられる録音であることは確か!
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