商品コード:1198-053[WESTMINSTER] P.バドゥラ・スコダ(pf) / ショパン:作品集
商品コード: 1198-053
商品詳細:パウル・バドゥラ=スコダ(1927- 2019)はウィーン生まれののピアニスト・音楽学者。イェルク・デムスやフリードリヒ・グルダとともに、所謂「ウィーン三羽烏」の一人。イェルク・デムス( 1928 - 2019)は同じ年の4月に亡くなった。スコダはその5ヵ月後の9月に亡くなるという同時性を見せた。スコダは1945年からウィーン音楽院に学び、エトヴィン・フィッシャーの薫陶を受ける。1949年にヴィルヘルム・フルトヴェングラーやヘルベルト・フォン・カラヤンらといった著名な指揮者と共演する。1950年代には、米国と日本を訪れた。録音数は膨大で200点以上に達するが、ウィーン古典派、取り分けモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの専門家である。1976年、オーストリア政府よりオーストリア科学芸術功労賞を授与。また、マンハイム大学より名誉教授の称号を授与されている。WESTMINSTERはスコダにとって最初期のレーベルと思われる。ここで他のピアニストとバッハを分け合い、「パルティータ」全曲を担当した。因みにデムスは「ゴルトベルク変奏曲」と「平均律クラヴィア曲集」を担当している。WESTMINSTERでの録音が世界中に販売されるとスコダの名声は一気に高まり、その後Harmonia Mundi、SUPRAPHON、EURODISCなどレーベルを移籍しても人気が劣えることはなかった。日本では特別に支持されたピアニストだったと言える。ショパンもスコダには重要なレパートリーであり、モーツァルト、ベートーヴェンとともに協奏曲の録音もある。スコダのスタイルはそれぞれの作品の内容や様式を正しく伝える規範となるものであった。またウィーンのスタイルを常に意識したように思う。スコダやデムスによってメジャー名ピアノ作品を知った方も多いだろう。今の耳で聴くと堅実で正確なタイプであったと言える。それが長きにわたって世界的に人気を保ち続けた理由だろう。このショパンにも当てはまる。
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