商品コード:1200-040[Pathé ] J.C.アルトマン指揮パリ・オペラ・コミークo., J.ロード(ms) A.エスポージト(s) A.ヴァンゾ(t) Mルー(bs) / トマ:歌劇「ミニョン」(抜粋)
商品コード: 1200-040
商品詳細:音楽以外でも良く使われるフランスのミニョンには小さい、可愛らしいの意味がある。英語のミニオン(子分、手下の意味)とは異なる。音楽でミニョンと言えばアンブロワーズ・トマの代表的オペラ「ミニョン」を指す。1866年の作。内容はゲーテの人気小説『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』(1796年)を自由に脚色したものである。フランスでは人気のオペラで古くは1945年ウィルフリード・ペルティエ指揮メトロポリタン歌劇場o.による米国でのSPによる全曲録音に始まり、1953年ジョルジュ・セバスティアン/ベルギー国立劇場o.、1977年アントニオ・デ・アルメイダ/フィルハーモニアo.などの全曲録音があり、ハイライト版、アリア集などは大変多い。J.C.アルトマン指揮の当盤もハイライト録音。指揮者ジャン=クロード・アルトマン( 1929- 1993)はフランス生まれ。エコール・ノルマル音楽院でジャン・フルネに師事した後、1957年にディジョンの歌劇場の指揮者となり、ジェズ・エチュヴェリーの薫陶を受けた。1960年から1963年までメス歌劇場の音楽監督を務め、1967年から1970年までパリのコミック座の音楽監督を歴任した。1972年から1977年まで、スコラ・カントルムとエヴリーの文化センターで教鞭を執った。ミニョン役の歌手ジャーヌ・ロード(1929~2011)はフランス生まれのメゾ・ソプラノ。フランス・オペラ界ではそれなりの名声があったらしい。ロードの声には明るい若さがあり、この録音ではハマり役という評価を得ている。メゾ・ソプラノの中でも高めの声質で、リタ・ゴールより線の細い初々しさがある。名前は知っているけれど聴いたことはないという方に是非お薦めのハイライト版「ミニョン」をこの機会にいかがだろうか。全体に明るい内容の作品である。もしこれを聴いてジャーヌ・ロードが気に行ったなら他にオッフェンバック『美しきエレーヌ』、同『地獄のオルフェ』、同『ジェロルスタン女大公殿下』、ラロ『イスの王』、ビゼー『カルメン』、グノー『ミレイユ』、プロコフィエフ『炎の天使』、プーランク『人間の声』などの録音がある。普段日陰の存在であるメゾ・ソプラノというジャンルが俄然存在感を発揮する録音であることは確かである。ジャーヌ・ロードはなかなか素晴らしいメゾ・ソプラノであることが完璧に理解される名録音!
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