商品コード:1204-039p[VANGUARD] J.ブランカール(pf) / シューマン:子供の情景 Op.15(全13曲), Pfソナタ2番Op.22
商品コード: 1204-039p
商品詳細:ジャクリーヌ・ブランカール(1909-1994)はフランスの女性ピアニスト。パリ国立高等音楽・舞踊学校で学び、パリ音楽院でイジドール・フィリップ(1863-1958)に師事し、1923年にメダルを獲得。アルフレッド・コルトーの下でピアノの研鑽を積む。シューマンの演奏を得意とし、ドビュッシーのエチュードの演奏の初録音を行ったことで知られる。1938年にシャルル・ミュンシュ指揮パリ・フィルハーモニー管弦楽団とラヴェル:左手のピアノのための協奏曲の世界初録音を行った(DECCA X204/5)。また同曲をアンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団と再録音した(DECCA LXT2565)。1948年にモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏してニューヨークでデビュー。亡くなるまでスイスのジュネーブで暮らした。これらVANGUARD録音はDECCA以前の1950年又はそれ以前と、非常に古いモノラル録音。1951年からはDECCAに数点の録音を残している。そこにはシューマンの幻想小曲集Op.12などもあったが、子供の情景 Op.15(全13曲)/Pfソナタ2番Op.22の2曲は1950年代初期に米国VANGUARDに録音したものである。VANGUARDには他にウィーンの謝肉祭の道化Op.26などがある。モーツァルトなどで知られるピアニストだが、シューマンを得意としたことは明らかである。VANGUARDには少なくとも3枚のLPがあり、DECCAよりずっと希少なLP。基本DECCA録音とスタンスは同じでパリ音楽院スタイルをそのまま絵に描いたような演奏である。ブランカールのシューマンを一度でも聴いてしまうと他の演奏が聴けなくなる危険は高い。イーヴ・ナットのシューマンと互角か或いはこちらが好みという方は多いだろう。知られざるシューマン演奏に於けるトップランクがここにある。欧州盤は存在しないと思われる。
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