商品コード:1206-011b[ALPHA] C.ホニングバーグ(pf) / C.T.グリフス:Pfソナタ(1919), バーバー:遠足(全4曲), G.ロンケ:夜想曲, L.d.ミースター:小変奏曲, M.ポート:Pfのための組曲(全4曲)
商品コード: 1206-011b
商品詳細:キャロル・ホニングバーグは米国生まれの女性ピアニスト。1972年以降フランス、スペイン、ベルギーで学び、パリではマルグリット・ロンに師事。米国での活動が主体だが、ALPHAと米Musical Heritage Societyに数点の録音がある。近現代曲を得意とし、ここではA面に米国の作曲家二人とB面にベルギーの作曲家三人の5つの近現代曲を収録。チャールズ・トムリンソン・グリフス( 1884 - 1920)はニューヨーク生まれのアメリカ合衆国の作曲家。ベルリンのシュテルン音楽学校に入学、ピアノと作曲を学ぶ。フンパーディンクに師事して作曲家修行を積んだ。1907年に帰国し、ニューヨークのタリータウンで教師として活動するかたわら作曲活動を続けた。ホルストに《日本組曲》を作曲させた舞踊家の伊藤道郎と交流があり、その依頼で日本民謡をいくつか編曲している。1919年改定のPfソナタは代表作。サミュエル・バーバー(1910 - 1981)はペンシルベニア州ウェストチェスター出身。フィラデルフィアのカーティス音楽学校でロザリオ・スカレロに作曲を学ぶ他イタリヘ留学した。米国ではメジャーな作曲家で曲集も多い。「遠足 Op.20」は1942年作のソロピアノ作品で比較的聴きやすい。ジョルジュ・ロンケ (1900-1967)は未だ殆ど知られていないベルギーの作曲家。夜想曲はこのLPで最も美しく、楽しめる曲かもしれない。ルイス・デ・ミースター(1904-1987)はベルギー生まれ。小変奏曲は洒落の効いた現代作品という感じ。マルセル・ポート(1901- 1988)はベルギー生まれ。エコールノルマル音楽院でポール・デュカスに師事した。1925年からはジルソンの弟子のグループ"Les Synthétistes"のメンバーとして活動した。また『ベルギー音楽批評』誌で15年にわたってジルソンとともに批評の筆を執った。1933年からブリュッセル音楽院で対位法と和声の教授となり、1966年まで在職した。また1960年にベルギー作曲家連盟を設立し、初代会長となった。Pfのための組曲は4曲からなり、物語性のあるピアノ曲で聴きやすい。あまり人気があるとは言えない近現代曲だが近年は少しずつ聴かれるようになっている。若い女性ピアニストの演奏で覗いてみるのも面白い。
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