商品コード:1206-007[ALPHA] J.スー, B.ミュセ(gamb) W.オースティン(cemb) / Gamb作品集/デルヴロワ, フォルクレ
商品コード: 1206-007
商品詳細:---Wikipedia---A面のルイ・ド・ケ=デルヴロワ( 1680- 1759)はフランス北部の生まれ。バス・ド・ヴィオールやパルドゥシュ・ド・ヴィオールのための作品を中心に作品が出版されている。その他の作品もたいていはヴィオール作品からの編曲である。ケ=デルヴロワの響きの美しい優美な楽曲は、フランス音楽の舞踏組曲における性格的小品の伝統に固く根を下ろしている。ヴィオールのための作品の中でも最も独創的な作品の一つであり、見かけの単純さは、フランスのヴィオール演奏の伝統的な習慣に従って演奏されたときに、深みを増す。音楽学者のフィリップ・ボーサンは、ケ=デルヴロワの作品と、それが無名であることについて次のように述べている。ケ=デルヴロワという名は、今まさに消えかかろうとしている「フランスのヴィオール」という名の人物の、ある種の偽名の仮面ではないかと思われよう。B面のアントワーヌ・フォルクレ( 1671–1745)はフランス盛期バロック音楽の作曲家。マラン・マレとともにフランス・ヴィオール界のヴィルトゥオーゾの双璧と呼ばれた。優雅で温かな美音を特色とするマラン・マレが「天使のようなマレ」と呼ばれたのに対して、フォルクレは表現衝動に富んだ鬼気迫る演奏から「悪魔のようなフォルクレ」と呼ばれた。このような評価は、フォルクレの気性の激しさをも暗示している。フォルクレは自分の神秘的なイメージを好んで、自作を出版しなかった。また長男ジャン=バティストに対して(おそらく嫉妬から)冷たく酷い仕打ちをしたが、ジャン=バティストは父親の作品が世に埋もれることを惜しんで、父親の死後2年の1747年に、そのヴィオール曲集、及びそのクラヴサン独奏用の編曲版を出版した。---Wikipedia--- 2作ともフランス・バロックの作品で組曲の名だがどちらもヴィオールとチェンバロの室内楽である。ここではガンバ2台とチェンバロによる三重奏の形で演奏される。1960年代録音で音質は良い。1970年代に入りASTREEやACCENTなどの新興レーベルがこれらのような作品を中心に据えた展開を始めるが時代を考えるとマイナーなヴィオール音楽を世に出した勇気は称賛に値すると思う。時代の分だけ音質は落ち着いていて古楽器の質感が伝わる。
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