商品コード:1207-049[DECCA] M.ロストロポーヴィチ(vc) / ブリテン:無伴奏Vc組曲1番Op.72, 2番Op.80
商品コード: 1207-049
商品詳細:英国では大DECCA最終年1969年発売、ブリテンには3曲の無伴奏チェロ組曲があり、このLPは1/2番の2曲を収録。演奏者のロストロポーヴィチに献呈された。それぞれ1965、68年英国オールドバラ音楽祭で初演された。この録音はその初演の風景を彷彿とさせるものである(初演録音ではない)。バッハやコダーイに比べほとんど演奏される事がなく、ロストロポーヴィチの専売特許のような曲になってしまったが、彼の性質に合わせて作られているのか、なだらかな曲調がはまっている。英DECCA:SXL 6393は高額。フランスではピンク色のジャケットに入る7 410という番号が初出となる。英国と同じ1970年にリリース。音質も大差ないと思われる。ブリテンは1960年9月にショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番がロンドンで西側初演された折に立ち会い、ロストロポーヴィチを激賞、以後二人は親交を結び、ブリテンはチェロのためのソナタや3曲の無伴奏チェロ組曲など、ロストロポーヴィチに触発されて現代のチェリストにとって欠かせない作品を生み出した。チェロ作品の全てはロストロポーヴィチに献呈された。無伴奏チェロ組曲第3番だけはついに録音されなかった。録音は1968年7月ブリテンが中心となりオールドバラ・スネイプに建設されたコンサートホール、スネイプ・モルティングスで行われた。イギリスのサフォーク州オールドバラ、オールドバラ音楽祭で使用する目的であった。第1回の音楽祭は1948年に開催され、当時はオールドバラ・ジュビリー・ホールで行われた。1960年代半ばから、19世紀に建てられたイーストアングリア最大の麦芽製造所を改造して、スネイプ・モルティングスと呼ばれる大規模なホールの建設が始まった。1967年6月2日、第20回音楽祭の開催に合わせて、エリザベス2世列席の下、こけら落としが行われた。2年後の1969年の音楽祭の初日にスネイプ・モルティングスは火災により焼失したが、翌年に再建され、再び女王の列席のもと、開催式典が行われた。ブリテンの新作の多くがオールドバラ音楽祭で初演されている。現在ではスネイプ・モルティングスは改装され、2つのスタジオを持つホフマンビルをはじめとする複数の建物が建設されている。毎年6月に開催されている。コダーイの無伴奏Vcソナタに次ぐ、無伴奏Vc作品の傑作!
ロストロポーヴィチの在庫一覧へ