商品コード:1208-060p[WESTMINSTER] B.ヘッセ・ブコフスカ(pf) A.ボールト指揮ウィーン国立歌劇場o. / ショパン:Pf協奏曲2番Op.21
商品コード: 1208-060p
商品詳細:B.ヘッセ・ブコフスカは1930年ポーランド(ウッチ)生まれの女性奏者、1949年ワルシャワ国立音大を卒業してすぐ、戦後初の1949年第4回ショパン・コンクールで2位受賞。1953年ロン・ティボーコンクールで5位入賞。ポーランド政府の助成金学生として、当時パリに居た同じウッチ出身のアルトゥール・ルービンシュタインに師事。1962年、彼女は年間最優秀ピアニストとしてハリエット・コーエン・ピアノメダルを受賞。ショパン弾きとしてMUZA、ルーメン、WESTMINSTER、ル・シャン・デュ・モンド、ドイチェ・グラモフォン、ポル・ミュージックにショパンの作品を録音。パリ・ポーランド直系のショパン弾きとして知られるが録音は多くない。このワルツ集は米国WESTMINSTER音源である。WESTMINSTERにはボールトとPf協奏曲1番や夜想曲集の録音もある。WESTMINSTERでショパン作品の録音を行ったことは国際的に認められたことを示す。ウィーンやフランス系ピアニストを重用してきたWESTMINSTERだがショパンだけはポーランド系奏者に頼ったという事だろう。多くの国でプレスされ聴かれていたブコフスカのワルツ集は華があると同時にポーランド系奏者だけが持つ憂いも感じれられ典雅だけでない曲が持つ哀しみさえ知らずに聴いている演奏なのだ。聴いた人は言葉にできなくとも直感的に感じるものなのだろう。パリ音楽院系のピアニストにも素晴らしい録音が多いが、音楽的な充実度とは別の何かを必要とするらしい。ブコフスカはボールトとショパンの協奏曲2曲をウィーンで録音、どちらも米WESTMINSTERから出ている。1番はWST 14048(1969年頃リリース)でリリースされ、2番も連番のWST 14089(1969年頃リリース)で発売されたことが分かった。堂々たるソロは流石の本流ポーランド派の重鎮である。録音は多いがこの演奏は上位に入ることは間違いのない秀演であることは確か。スタッカート気味のピアノは音離れが良く全く濁りがない程クリアーで音色が良い。2番を心底良い曲だと感じさせる演奏である。1番とともにほとんど入荷のない希少盤で、再版といえども貴重!
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