商品コード:1216-012[DECCA] L.クラウス(pf) S.ゴールドベルク(vn) F.リデル(va) / モーツァルト:Pfソナタ13番K.333, Vn・Vaのデュオ1番K.423
商品コード: 1216-012
商品詳細:リリー・クラウス( 1903-1986)はハンガリー・ブダペスト出身のピアニスト。ウィーン音楽院でシュトイアマンとアイゼンベルガーに師事、ベルリンではシュナーベルの教えを受け、ソリストおよび室内楽プレーヤーとしてデビューまもなく、モーツァルトやベートーヴェンの専門家として高い評価を得るようになる。1930年代前半にはベルリン・フィルのコンサートマスターで、室内楽にも熱心だった若きシモン・ゴールドベルク[1909-1993]と組んで評判となり、イギリスのパーロフォン・レーベルにSP録音を始めた。パーロフォンには多くの録音がある。但しパーロフォン自体はLPへの復刻は行わず、1930-40年代SPの復刻は米国DECCAが行い、LP化していた。これはその中の1枚で1948年録音である。SPで聴く環境がある方は当然SPが良いに決まっている。LPでしか聴けない方のための復刻LPである。米DECCAとはいえSP音源なので音質が悪いわけではない。欧州から復刻LPは発売されて居らず、米国DECCAのLPに頼るほかはない。A面がL.クラウスのソロによるピアノ・ソナタK.333。B面はS.ゴールドベルク(vn)とフレデリック・リデル(va)によるデュオ1番K.423になる。1960年までに製造されたLPはこれが唯一と思われる。1950年代の米国DECCAに盤質7はほとんどないのが現状であることは知られている通りである。まともに聴ける状態のLPがあるだけよしとするしかない。これは評価7/6だがとても良い状態でほとんどストレスなく鑑賞可能な盤である。珍しいLPだけに是非SP時代の彼らを聴いていただければ幸いである。
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