商品コード:1218-044pb[DECCA] N.マガロフ(pf) E.アンセルメ指揮 / ストラヴィンスキー:Pfと管楽器ための協奏曲,Pfと管弦楽のためのカプリッチョ(1929年初校)
商品コード: 1218-044pb
商品詳細:ストラヴィンスキーはPfとオーケストラの為の協奏曲のような曲を2つ作曲していて、ここに収録の2曲をピアノ協奏曲1番と2番と言いかえることもできる。1番はPfと管楽器ための協奏曲で1924年作、クーセヴィツキー夫人に献呈された。いわゆる吹奏楽の伴奏ではなく、メシアンやヴァレーズ、ファーニホウのように管弦楽の弦楽器部分を取った形での伴奏である。1924年5月22日、パリのオペラ座にて作曲者のピアノ、クーセヴィツキーの指揮により初演された。2番相当のPfと管弦楽のためのカプリッチョは2曲目のピアノ協奏曲であり、新古典主義時代にストラヴィンスキーが手掛けた数々のピアノ曲を代表する作品でもある。ストラヴィンスキー自身がピアノソロとして披露できる、ヴィルトゥオーゾ向けの楽曲として構想された。しかし1933年には息子のスリマ・ストラヴィンスキーがこの曲によってピアニストとしてデビューしている。1929年12月6日に、パリのサル・プレイエルにおいて、エルネスト・アンセルメの指揮により、新設のパリ交響楽団と作曲者自身のピアノ独奏によって初演された。1949年に改訂されているがここでは初校の1929年版が用いられる。アンセルメとストラヴィンスキーの半世紀に及ぶ関係は実に親密なものがあった。協奏曲も欠けることなく録音して当然だろう。特に「Pfと管弦楽のためのカプリッチョ」はこれが世界初録音となった。マガロフもパリでストラヴィンスキーと親交があった。マガロフはこの2曲が唯一のアンセルメとの共演である。あまり協奏曲を作曲しなかったストラヴィンスキーの貴重な作品であり、これ以上は望めないというメンバーでの録音。その説得力は絶大でこれ1枚で他の録音はまるで出る幕がないと言ってよいほどの録音と断言できる。
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