商品コード:1221-055[ELECTROLA] S.マイヤー(cl) W.マイヤー(cl/バセットhr) J.フェルバー指揮/ ウェーバー:Cl五重奏曲Op.34, ベールマン, メンデルスゾーン
商品コード: 1221-055
商品詳細:「魔弾の射手」でドイツ・ロマン派のオペラ様式を確立したウェーバー。このCl五重奏曲にも古典派・ロマン派の美しさを聴く事ができる。ウェーバー、メンデルスゾーンと同時代に生きたベールマンはClの名手であった。そして、そのベールマンと息子に贈られたメンデルスゾーン:2つのコンツェルトシュトゥック。このアダージョはかつてワーグナーの作とされていた。ドイツ・ロマン派の美しさを持った3作品を、現代のClの名手S.マイヤーの演奏で聴いていただきたい。ヴルフガング・マイヤーは5歳年上の兄。ベールマンのClとメンデルスゾーンの2曲のバセットホルンで参加していて、B面では全曲で演奏している。ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマン(1784-1847)はロマン派初期に活躍したミュンヘンのクラリネット奏者、作曲家。ウェーバーと親交があり、彼の一連のクラリネット作品のきっかけとなった。このクラリネットと弦楽のためのアダージョはクラリネット五重奏曲第3番変ニ長調Op.23第2楽章で第2楽章のみが20世紀に単独で再発見され、以来しばらくの間はワーグナー作として知られていた佳曲。クラリネット奏者によく知られた美しい曲でいまだにこの楽章単独での演奏が多い。1961年アルフレート・ボスコフスキーとウィーン八重奏団員が録音したのが最初か?主役であるウェーバーのCl五重奏曲を凌ぐ素晴らしい名曲ある。単独楽章といえどもクラリネット奏者にとってモーツァルトのK.581と肩を並べる名作に位置付けられる。知らなかった方は是非このLPで聴いていただきたい。このLPの隠れた主役といっても過言ではない。妹のザビーネ・マイヤー(1959-)はベルリンpo.を震撼とさせ、カラヤンの進退にも影響を与えた「ベルリン・フィル入団騒動」の主役である。実力とは無関係にマイヤーはかえって有名になり、以来世界の100か所以上を回って、数多くの主要なオーケストラと共演する、世界屈指のクラリネット奏者となった。室内楽や協奏曲の演奏・録音に取り組んでおり、中でもモーツァルトやウェーバーの解釈で高い評価を得ている。1981年当時、楽団員の総意だった「マイヤーの音には、当団の管楽器奏者にとって不可欠の、厚みと融合性が欠如している」という話は本当だとしても、マイヤーは研鑽を重ね、自他共に認める国際的クラリネット奏者へ成長したことは確かだろう。
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