[MELODIYA] M.プレトニョフ(pf) / チャイコフスキー:18の小品Op.72, 3つの小品Op.9
商品コード: 1222-050nb
商品詳細:ミハイル・プレトニョフは1957年ロシア・アルハンゲリスク生まれ。13歳でモスクワ音楽院に入学し、ピアノをヤコフ・フリエールとフリエールの弟子であるレフ・ウラセンコに師事。生粋のイグムノフ一派である。ダヴィドヴィチやケレル、ウラセンコ達と同門。1978年にチャイコフスキー国際コンクールで金メダルを獲得し、国際的な注目を浴びるようになる。丁寧に弾き込む演奏は、'70年代にあって目立つ存在。モーツァルト等の録音から穏健派の印象が強いプレトニョフ。だがこのライブ録音は驚きの連続である。プレトニョフもまた例に漏れないロシアンスクールの一人であることをまざまざと見せつけられる一枚である。驚くほど大胆な打鍵と持前の豊かな表現力を駆使してチャイコフスキーの抒情的側面を美しく描き出す。チャイコフスキーにこんな郷愁を感じさせる曲があったのかと驚くようなLPである。あのモーツァルトを弾いた演奏を思い出す丁寧さも随所に感じられるがそれだけではない。プレトニョフは優しい穏健派と見られているが曲により大きくスタイルを変化させることができる多彩で起用なピアニストである。そのあたりも西側で高い評価を受ける所以だろう。チャイコフスキーのピアノ曲が退屈でつまらない作品だとイメージされる方には是非お薦めの録音である。曲の印象は演奏者で大きく変わることを如実に見せつける珠玉の1枚!プレトニョフの中でもかなり珍しいLPである!
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