商品コード:1222-049p[MELODIYA] A.ギンズブルグ(pf) / バッハ:イギリス組曲2番B.807 , バルトーク:ピアノ小品(6曲), 組曲Op.14
商品コード: 1222-049p
商品詳細:バッハのイギリス組曲2番とバルトークのPf小品、組曲の組み合わせ。MELODIYAのバッハ弾きといえば、フェインベルクとリヒテルが浮かぶ。2人とも平均律は入れたが他は少ない。A.ギンスブルクはゴリデンヴェイゼルといった名だたる巨匠達と同時期のピアニストだが、教授として名を上げ、録音は多くない。多少学究的な演奏に感じるが、音楽は流麗で淀みなく、一つの川の流れのように感じられる。この時期にあっては明晰な演奏と言えるが、古風な色は残ったままだ。アントン・ギンズブルグ( 1930 - 2002)はモスクワ生まれ。中央音楽学校を経てモスクワ音楽院でゲンリフ・ネイガウスに師事する。1957年のプラハの春国際音楽コンクールで第1位を獲得した。以後、イーゴリ・オイストラフやヤン・ホミツェル、ダニール・シャフランらと共演した。特にシャフランとは頻繁に録音を行っている。グレゴリー・ギンズブルグとは血縁はない。伴奏録音が多いA.ギンスブルクだが勿論ソロ録音も数点あり、これが最初のソロLPである。ロシアではグレゴリー・ギンズブルグの方が有名なので佐藤氏の「ロシアピアニズム」には登場していない。古典的正統派のスタイルで遊びのない堅実なタイプだがしっかりとバッハの世界感を表現している。B面はバルトークで意外にもこちらの面もなかなか良い演奏である。わかりやすい表現に徹しており、バルトークが苦手な方にも受け入れられる穏やかな演奏。
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