商品コード:1222-047p[Le Chant de Monde] V.エレシコ(pf) / ラフマニノフ:Pfソナタ1番Op.28, 楽興の時Op.16~第1番Op.16-1のアレグロ モルト
商品コード: 1222-047p
商品詳細:ヴィクトル・エレシコ(エレシュコ)は1942年ウクライナのキエフの生まれ。1963年21歳でロン・ティボー国際コンクールの優勝者。1966年の24歳の時、第3回チャイコフスキー国際コンクールに3位入賞という華々しい成績を残している。系譜はイグムノフ→フリエール/ウラセンコ。プレトニョフと同門。25点あまりの録音をLPで残している。ETERNAからもラフマニノフの協奏曲全集が出ている。パリ音楽院のマルグリット・ロンは「彼の中にラフマニノフを見た」と評した。コンクールに強い強靭な技巧は安定していて安心感を与えてくれる。ラフマニノフ弾きとして国際的な認知もされているようだ。西側での知名度もあり評価は高い。西側からMELODIYA録音の西側プレスが出る場合は共同制作などの接点がある場合が多いがエレシコの場合はそれらが関係なしに、MELODIYAと全く同一内容のLe Chant de Mondeのライセンス盤が数種出ているようである。但しこの録音は主役であるPfソナタ1番がパリで録音されており、B面余白の楽興の時の一部がモスクワ録音。フランス盤がオリジナルとなる。MELODIYA:S10 23039でも同一内容でリリースされた。得意のラフマニノフの2曲入りで録音の少ないPfソナタ1番と全6曲からなる楽興の時の第1番からの一部というカップリング。ピアノ・ソナタ第1番が演奏されないのはその複雑さと長大さゆえに全体像が掴みにくいこと、また技巧的に難易度が高いことなどがあるらしい。腕に自信がないと弾けない曲なのだ。初演は1908年、友人のコンスタンティン・イグムノフによってモスクワで行われた。---名ピアニストによってそれらが達成されたとき、そこに立ち現れるのは、壮大で輝かしい傑作である---とされている。確かにソナタ第1番はLPの8割近くを使う難曲であるがエレシコの技術所以か交響曲のような大作の風格と、変幻自在なラフマノフの世界感を展開してくれる。この曲を録音した数少ないピアニストとして歴史に残るだろう。
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