商品コード:1222-045p[Le Chant de Monde] V.エレシコ(pf) G.ロジェストヴェンスキー指揮/ グリーグ:Pf協奏曲Op.16, 詩的な音の絵Op.3
商品コード: 1222-045p
商品詳細:ヴィクトル・エレシコ(エレシュコ)は1942年ウクライナ生まれ。1963年21歳でロン・ティボー国際コンクールの優勝者。1966年の24歳の時、第3回チャイコフスキー国際コンクールに3位入賞という華々しい成績を残している。系譜はイグムノフ→フリエール/ウラセンコ。プレトニョフと同門。25点あまりの録音をLPで残している。ETERNAからもラフマニノフの協奏曲全集が出ている。また当録音もフランスVSMから発売されていてるのはコンクール優入賞の影響だろう。パリ音楽院のマルグリット・ロンは「彼の中にラフマニノフを見た」と評した。コンクールに強い強靭な技巧は安定していて安心感を与えてくれる。ラフマニノフ弾きとして国際的な認知もされているようだ。MELODIYAで協奏曲の録音は簡単にはさせてもらえない中で、エレシコは1983-4年にラフマニノフのピアノ協奏曲全曲録音を行っている。更には同時期に協奏曲3番の別録音まである。それだけ優秀で当局のお墨付きもあるのだろう。グリーグ:Pf協奏曲はラフマニノフ以前の1970年頃行われた。MELODIYAではSM 02567でDLレーベルで初リリースされた。西側でLe Chant de Mondeがこの音源のフランス・プレスを発売している。西側でもそれだけ注目されたのだろう。というのもこの演奏はこれまでのグリーグ:Pf協奏曲の演奏を根底から覆すようなロシア的なスタイルだからである。冒頭のオケが尋常ならざる突っ込みで入る。ピアノも半ば興奮気味の様相で、ロシアピニズムを協奏曲にまで発展させたかのようなスタイルには驚かされる。フランス盤でもそれは十分に味わえる。B面後半の「詩的な音の絵」はピアノ・ソロでしっとりと歌われる。
エレシコの在庫一覧へ