[ERATO] P.バルビゼ, J.ユボー(pf) / 「シャブリエ:Pf作品全集」10の絵画風小品, ミュンヘンの思い出, 3つのロマンティックなワルツ 他

[ 1223-064 ] Pierre Barbizet, Jean Hubeau, Emmanuel Chabrier – L'oeuvre Pour Piano

通常価格:¥ 3,300 税込

¥ 3,300 税込      



商品コード: 1223-064

作品名:シャブリエ:Pf作品全集/10の絵画風小品(全10曲), 気まぐれなブーレー(ピアノ版)全5曲, セポイの行進曲, 即興曲 ハ長調, ハバネラ(ピアノ編), バレエの調べ, ワルツ 「ブリュヌオの思い出」, 小さなワルツ, ワルツ組曲(ピアノ版), 楽しい行進曲(4手ピアノ版), 村のブルレスク, ミュンヘンの思い出(4手ピアノ版・全5曲), 3つのロマンティックなワルツ(全3曲)
演奏者:P.バルビゼ, J.ユボー(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:ERATO
レコード番号:STU 714983
M/S:ステレオ, stereo(Gravure Universelle)
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×3, 箱入り3枚組, 3 single records
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:B : 軽度の汚れあり
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---黒/銀Σ, 3時にFabriqué en France, グルーヴガード厚, 表記されたレコード番号:STU 71499/STU 71500/STU 71501, Price Code:なし, Rights Society:記載なし, スタンパー/マトリクス:t STU 71499 A/t STU 71499 B・t STU 71500 A/t STU 71500 B/・t STU 71501 A/t STU 71501 B(手書き文字スタンパー・MPOタイプ), ERATO録音を示すt STU***で始まりレコード番号を含むMPO型専用マトリクス使用, 補助マトリクス:MPO/MPO・MPO/MPO・MPO/MPO, 再補助マトリクス:なし, Pathéプレスではないプレス専門の会社MPO(Moulages et Plastiques de l'Ouest)による製造, 1980年代スタンパーによる1983年頃製造, STE番号存在せず, 紺白Σ/青白Σレーベル存在せず, これより古いレーベル存在せず, 最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在せず, モノラル存在せず, RIAAカーヴである, ERATO音源のERATO製作MPOプレス, 工場:Moulages et Plastiques de l'Ouest), オリジナル, original
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---全面厚紙かぶせ箱, リブレット付き, 表記されたジャケット番号:STU 714983, Price Code:RC 350×3, 背文字:あり(黒色・白背景・上下緑), (P)(C)1983, ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(当ジャケットであると思われる), 製作:Erato Disques S.A, 印刷:C.L.D.Chambray-les-Tours , 供給:RCA Fr., これより古いタイプ存在せず, 供給:RCA Fr.オリジナル, original
トピックス:1982年1月/2月パリ・salle Adyarでのステレオ録音, 録音技師:Jean-Martial Goaz, プロデューサー:不明, 1983年Éditions Costallatによりコピーライト登録・同年STU 714983(当装丁)にて初リリース, 入荷2度目の珍品, 黒盤でオリジナル, バルビゼのソロによる晩年録音で希少タイトル, シャブリエ:Pf作品全集はVOXのR.キリアコウ/W.クリーン(pf)以降史上2度目の全曲録音と思われる, フランス人(バルビゼは帰化)によるシャブリエ録音, スタインウェイ・ピアノを使用, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:シャブリエのピアノ曲集はA.ダルコ、チッコリーニの演奏がよく知られているが、いずれも全集では無い。恐らくこれでしか聴けない4手と2台の作品が収められているだけでも、この箱は意味がある。ここでのバルビゼの演奏は、決して軽妙洒脱なフランス風とは言えない。特有の強靭なタッチにより生み出される、熱い、彫りの深い演奏である。シャブリエの曲にはこのような一面もあったのだなと思わせてくれる。録音もERATOならではの最上。ピエール・バルビゼ(1922-1990)はチリ生まれのピアニスト。フランスに帰化した。パリ音楽院に学び、1944年にピアノ科の首席となる。また音楽史や室内楽でも首席に輝いた。1948年にスヘフェニンヘン国際コンクールのグランプリに輝き、1949年には、ロン=ティボー国際コンクールの5位に入選した。ご存じクリスチャン・フェラスとのデュオで長年コンビを組んで多くの室内楽における名演を残した。バルビゼのソロ録音は少なく、モノラル期にBAMにモノラル録音したモーツァルト協奏曲やLe Chaut de MondeのモーツァルトPfソナタが思い出されるものの確かに少ない。ベートーヴェンも実はモノラルでBAMにPfソナタ7番Op.10-3/28番Op.101が残されている。しかし大半がクリスチャン・フェラスとの共演でそのため伴奏ピアニストとしてのイメージが定着してしまっているがソリストとしては一流である。1963年頃クリスチャン・フェラスと一緒にDGGに移籍したがクリスチャン・フェラスばかりが注目を浴び、カラヤンに気に入られ多くの録音を行ったのに対し、バルビゼは仕事が少なく、僅かなフェラスとの共演があっただけである。DGGでは冷遇された。しかし相棒のフェラスは精神を病み結局自殺してしまう。相棒を失い、録音の機会もないバルビゼが途方に暮れたことは容易に想像がつく。1960年後半~1970年代は殆ど録音が無かったが、1970年代後期に心機一転ERATOに移籍し、ベートーヴェンのソナタ3曲を残した。この時バルビゼはまだ57歳であり本来ならバリバリと録音ができる才能と体力があった事を考えると、全く惜しい才能を枯らしてしまった。晩年とまで言えない年齢だがバルビゼのベートーヴェンは気力も漲り時折強い瞬発力で放たれる打鍵にはまだまだいけるという印象が強い。ベートーヴェンは殆ど話題となることもなかったようだが、その後1982年に録音したシャブリエのピアノ作品全集は大きなインパクトがあった。大御所ジャン・ユボーを第2ピアノとして行われた。これまでVOXにR.キリアコウ/W.クリーン(pf)の録音があっただけであった所に現れた理想的なフランス人たちによる録音は信頼性の面でもついに満足出来る録音が出たという事である。このように纏まって良い演奏が聴けるのはバルビゼのお蔭といって過言ではない。

バルビゼの在庫一覧へ




【特設ページへ移動】







SACD特設ページ





・公式ブログ(下の画像をクリック!)


・公式Facebook(下の画像をクリック!)