商品コード:1223-048b[SUPRAPHON] J.コドウセク(va) J.ノヴォトニー(pf) / ブラームス:Vaソナタ1番Op.120-1, Vaソナタ2番Op.120-2
商品コード: 1223-048b
商品詳細:1974年の初リリースと決して古い録音ではない。但しブラームスのこの名曲は意外なほど録音が少ないのが実情。クラリネットでも演奏されるため、そちらの録音の方が多い。同じ曲ではあるがクラリネットでの演奏とは相当に雰囲気が異なる。1972年録音のスークによるモーツァルトK.364の録音ではコドウセクがヴィオラを担当している。1949年プラハで結成のチェコの重鎮的弦楽四重奏団、ヴラフQt.のVaを担当している。最初のメンバーのひとり。当時のチェコではトップクラスの奏者だったと思われる。しかしヴィオラは地味な楽器でなかなか表舞台での機会がない。Qt.では4人の中で一番影の存在。そんなVa奏者の表舞台こそブラームスのソナタである。その数少ない舞台を踏める奏者がコドウセク。ゆっくりしたテンポで情感を持って挑む。ブラームスの演奏はバランスが難しい。ピアノはソロ録音も多いヤン・ノヴォトニー。SUPRAPHONで初となるこの曲の録音だった。しかし話題となることもなく、チェコ初の快挙をどのように自身で消化したら良いか?そんなブラームスの晩年とも重なるような陰鬱を上手く表現しているような気がする。そこに曲が持つ魅力があるのだろう。
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