商品コード:1223-043[SUPRAPHON] P.クレツキ指揮チェコpo.cho. I.ヴェングロル(s) A.ブルマイスター(a) M.リツマン(t) R.キューネ(bs) / ベートーヴェン:交響曲9番「合唱」, 序曲「コリオラン」, 「エグモント」
商品コード: 1223-043
商品詳細:パウル・クレツキ(1900- 1973)はポーランド生まれのユダヤ系指揮者。1921年にベルリンに留学した。1933年にイタリアに行くが、ファシスト政権の反ユダヤ主義政策のためにソ連に逃れる。しかし今度は1936年にスターリンの大粛清を逃れて、スイスへの亡命を余儀なくされた。1950年代に入ると英国に定住し、英国HMVグループの録音に多く参加した。1954年 - 1955年ロイヤル・リヴァプールpo.の音楽監督を務めた。ポストにはほとんど恵まれなかったが録音は非常に多く、全て客演となる。チェコ人ではないがSUPRAPHONで初めて一人指揮者によるベートーヴェン交響曲全集を1964年~1968年にかけて録音した。これはその中の一つ、9番で最初の1964年録音になる。SUPRAPHONの国内仕様盤では渦巻レーベルと三角ステレオの2種が存在する。国内向けバインダーアルバムに入る物とバラ2枚の2種のジャケットが存在する。SV番号の初期盤は輸出仕様のSCレーベルとは次元が異なる高音質。今まで正しく評価されなかったクレツキ/チェコpo.の真の姿が明らかになる。すっきり抜けの良い音で、軽快。チェコpo.は、英国のオケのような重低音を響かせるオケではなく、ターリヒに育てられたローカルオケだったが、無駄の無い音で、筋肉質の演奏。再評価されてしかるべき録音だろう。
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