商品コード:1223-036[SUPRAPHON] K.アンチェル指揮 K.シェイナ指揮チェコpo J.パネンカ(pf) J.ヘイドゥ(tp)/ ショスタコーヴィチ:交響曲7番Op.60「レニングラード」, マルティニヌー
商品コード: 1223-036
商品詳細:ショスタコーヴィチの交響曲7番には「レニングラード」の副題が付いている。これは旧ソ連とドイツ軍の第2次世界大戦の中でも熾烈を極めたレニングラード包囲戦を描いている。その為ドイツでこの曲が録音されることは少ない。当時のチェコは旧ソ連の衛星国であり、プロパガンダの意味合いを有する交響曲7番にさほどの抵抗はないのだろう。アンチェル/チェコpo.はショスタコーヴィチの交響曲1/5/7/10番を録音している中でこれが最初の1957年モノラル録音である。初演は1942年3月5日にサモスードの指揮によりボリショイ劇場で行われ、西側では1942年7月19日にトスカニーニ指揮NBC交響楽団により行われ、全世界にラジオ中継された。バーンスタインなども録音している。交響曲7番はその性質上、重厚なオケが必要となる。モノラル期に録音されたこの7番は見事に条件を満たす名演といえる録音である。コンドラシン/モスクワpo.が有名だが、それより重厚さという点で群を抜いた録音である。対抗できる録音としてはムラヴィンスキー/レニングラードpo.がある。これはリアリティという点では本物なのだがテンポが遅く、録音も良くない。アンチェル/チェコpo.は意外なほど早めのテンポで進み、退屈することなく聴くことができる良い演奏であることは間違いない。MELODIYA録音以外で唯一トップランクに入る録音であると思われる。尚、交響曲7番は1枚と半分を使い、最後の半面にはマルティヌーの「二つの弦楽オーケストラ、ピアノとティンパニのための複協奏曲」が入る。この曲もまた第二次大戦期を代表する作の一つ。
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