商品コード:1223-024pb[MELODIYA] A.スロボジャニク(pf) / ハイドン:Pfソナタ48番, ショパン:マズルカ19~21、42番、プロコフィエフ:Pfソナタ6番
商品コード: 1223-024pb
商品詳細:アレクサンドル・スロボジャニク(1942-2008)はウクライナ生まれ。ネイガウスの弟子、ゴルノスタエワ(LP9枚存在)の筆頭門下生。1966年第3回チャイコフスキー・コンクールで3位入賞。これは彼の第2作目LPで、第1作目はコンクール記念録音の中の1曲だけであった。よってこの録音が実際の初の商用録音である。1968年当初モノラル:D 023627でリリースされた後、翌1969年にステレオ(DLレーベル)でリリースされたものの第3版世代となるのが当LPである。アメリカではリヒテルに次ぐ大物ピアニスト誕生と持ち上げられた。佐藤氏はリスト弾きの一人として取り上げていた。この後2枚組のショパンの練習曲全集を録音する。チャイコフスキー・コンクールでの批評を紹介する。地元音楽雑誌RT誌はこう書いた"スロボジャニクのペトルーシュカの演奏はコンテストの芸術性を競う白眉だった。これは技巧的な力によるというよりも彼の個性の衝撃的な表れというべきだ"。その後米国を訪れた彼を「サンフランシスコ・クロニクル」は論評した。「スロボジャニクはリヒテルに次ぐソ連のピアニストだ、彼のロマンティックなショパン、スクリャービン、プロコフィエフを聴いてみたまえ、これらの作曲家の未知の面を白日のもとにさらしてくれるだろう」。--と米国では絶賛されている。しかし日本では然程受けなかったらしい。ハイドン/ショパン/プロコフィエフというリサイタル風のデビューLPはスロボジャニクの個性をこれでもかと表している。技巧を長所として効果を上げているだけでなく、研ぎ澄まされた感性により繰り出される斬新な表現はユニークであり、新しい世界を見せてくれるピアニストであると直感的に感じるだろう。切れ味鋭い男性的な剛腕なタッチで演奏されるショパンも悪くない。ロシア人らしい腕の立つテクニシャンである。
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