商品コード:1224-056p[His Master's Voice ] M.リンパニー(pf) R.クーベリック H.メンゲス W.ジェスキント指揮/ メンデルスゾーン:Pf協奏曲1番, 管弦楽とPfのための華麗なロンド, トゥーリナ:交響的狂詩曲
商品コード: 1224-056p
商品詳細:ピアノ協奏曲第1番:1948年10月3日、ロンド:1952年6月3日、トゥリーナ:1949年6月20日、全てロンドンでのSP/モノラル録音で、ロンド以外の2曲は英国The Gramophone Co. Ltd~1~2年後にSP発売された。ロンドは当盤まで未発売と思われる。1952年になって米国RCAがこの3曲をカップリングして12"のLP化を行い、当番号にて発売し、初めてLPで聴けるようになった。英国のSP録音でありながら英国でLP化されなかった音源は非常に多い。そのあたりにRCAは目を付けていち早くLP化したケースの一つである。音質は大変良い。モーラ・リンパニー( 1915- 2005)は英国コーンウォル出身の女性ピアニスト。ベルギーのリエージュで音楽を学び、奨学金を得てロンドンの王立音楽アカデミーに入学する。12歳で演奏会デビューを果たす。ロンドンで、クララ・シューマン門下のマティルデ・ヴェルネに、ウィーンでパウル・ヴァインガルテンに就いて研鑽を重ねる。1938年にウィグモア・ホールでロンドン・デビューを果たし、1938年にブリュッセルのイザイ国際コンクールで2位に入賞。第二次世界大戦までのイギリスで最も人気のあるピアニストの一人となった。LP化されていないリンパニーのSP音源はまだまだありそうである。SP期~CD期まで活動した息の長い英国人女性ピアニスト。1992年にデイム(女性版ナイト)に列せられた。大半がモノラル期の録音に集中するが、これまで注目されることのなかったSP期の録音がこのような形で聴けるのはありがたい。特にトゥーリナの「交響的狂詩曲」はまだ当時殆ど知られていない曲であり、恐らく英国での初録音ではないかと思われる。南国風の気分が盛り上がる秀演で、その後録音されることは無かっただけに価値ある復刻LPといえる。ステレオ期に入り録音があまりなく引退したかのように思われていたが、1992年には来日し健在ぶりをアピールした。これは欧州盤のない大変珍しい一枚。
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