商品コード:1225-007[Festival] D.ジョセフォウィッツ指揮キブツ室内o. / モーツァルト:ザルツブルク・シンフォニー1~3番 ディベルティメントK.136-8 アダージョとフーガK.546
商品コード: 1225-007
商品詳細:当社初入荷の珍品。指揮のディヴィット・ジョセフォウィッツ(1918-2015)は英国生まれのユダヤ人指揮者。サミュエル・ムリック・ジョセフォウィッツ(1921–2015)と共に定期購読の通信販売のクラシック・レコードレーベルであるコンサートホール・ソサエティを共同設立した人物。ディヴィットは熟練したヴァイオリニストであり、時折、ホセ・ダビドというペンネームで演奏および作曲としている。その為、日本ではコンサートホール系の3流指揮者と捉えられているようだ。しかしこのモーツァルトを聴かれたら驚くに違いない。オケはイスラエルにあるキブツ室内o.。キブツとは地名ではなくヘブライ語で「集団」を意味し、イスラエル建国運動において形成された独特の農村形態をいう。ユダヤ人社会特有の組織である。ジャケット写真のように都会ではなく農村で共同生活を送る音楽家たちで結成された室内o.なのだろう。活動場所は不明。ジョセフォウィッツは少なからずコンサートホール系に録音を残すが、チープレーベルとして世界的に顧みられることはないのが現状である。しかしこのLPはコンサートホール系ながらフランスのFestivalレーベルから出ていて、モントゥーの録音なども出ている。この3曲のザルツブルク・シンフォニーは実に伸び伸びと演奏されている。ジョセフォウィッツ自身がヴァイオリン奏者であり、またイスラエルには優秀なヴァイオリン奏者が多いことを考えればこの録音がチープなものではないことが自明だろう。録音は1978年エルサレム・ミュージック・センターにて録音された。所謂コンサートホール録音とは異なるルートであると思われる。このLPの主役はキブツ室内o.のメンバーたちである。主要なソリストはジャケット裏に写真付きで紹介されている。リステンパルトのような洗練さこそ稀薄だが温かみがあり心地よい弦の響きに懐かしささえ感じられる秀演である。初入荷の珍品。
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