商品コード:1226-051b[DGG] R.リッチ(vn) J.ポマーズ(pf) / クレモナの栄光/ヴィヴァルディ, パガニーニ, ヘンデル, モーツァルト, チャイコフスキー, シューマン, ブラームス 他
商品コード: 1226-051b
商品詳細:リッチの傑作「クレモナの栄光」のモノラルオリジナル。リッチはこのアルバムで、世界中に知られ渡ったと言ってもよいと思う。15台のイタリア・クレモナ地方で作られた名工によるヴァイオリンは1500年代から、新しいものでも1744年のもので、殆どに愛称の付ついた、天文学的な金額の付くものばかり。そして、このLPの魅力は楽器ばかりでなく、リッチの感性豊かな美しい演奏であり、例え楽器の力が無くとも、推薦すべきLP。欧州オリジナルの為ボーナス'7は付かない。米盤のみ'7付き。尚ここで、米ハイ・フィディティ誌1964年1月号による、LP『クレモナの栄光』(米デッカ DXSE7179)について以下のような記事を掲載したい。---タワーレコード の記事--- リッチがこの珍しい録音を行ったセッションに参加した人は誰も、スタジオに入ったときに出会った光景を忘れることはないでしょう。ピストルを携帯した探偵2人に挟まれた長いテーブルには、世界で最高の血統書付きヴァイオリンが15挺乗っていました。6挺のストラディヴァリウス、アンドレア・アマティとニコロ・アマティ、5挺のグァルネリ・デル・ジェス、ガスパロ・デサロ、カルロ・ベルゴンツィが750,000ドルのコレクションを構成しました。これらの過去の所有者には、ヴュータン、オレ・ブル、ロード、エルンスト、およびフーベルマンが含まれていました(1人のオーナーは、かつてフーベルマンが用いた楽器を所有しているリッチ氏自身でした)。このコレクションは、アメリカ国内でも有数の希少楽器のディーラーである故レンバート・ウーリッツァー(1904?1963)によって作られました。それは確かに、どのようなヴァイオリン愛好家の心も熱くするヴィジョンでした。リッチはヴァイオリンを一つずつ取り上げ、マイクから所定の距離に描かれた黄色いチョークマークに足をしっかりと踏みしめ、各楽器の長所を最大限に活用するために選択した作品集を演奏しました。甘美で慎ましやかなアンドレア・アマティ(1560年頃製作、手にした最も古い楽器)には、しなやかなデプラネスのイントラーダを。大きくて、深く、ほとんどヴィオラのようなストラディヴァリウス"ヨアヒム"(1714年製)には、ブラームスのハンガリー舞曲第20番を。極めて大きく輝かしい音色をもつグァルネリ・デル・ジェス"ド・ベリオ"(1744年製)には、逞しく肉付きの良いフバイの作品を。力強いストラディヴァリウス"スパニッシュ"(1677年製)には、ロシアの憧れと情熱を蒸留させたカバレフスキーの作品を…。それは卓越したヴァイオリン小品の魅力的なパレードでした。リッチの男性的で直截なアプローチは、それらのほとんどに非常にうまく適合しました。(後略、以上筆者訳)---タワーレコード の記事--- 1963年当時の相場で2億7千万円ということになる。現在では軽くその10倍を超える価格となる。
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