商品コード:1228-008[HUNGAROTON] G.サルコジ(lute) / バッハ:リュート作品集
商品コード: 1228-008
商品詳細:当社初入荷の希少タイトル盤。1980年頃ハンガリーでの録音。リュートはギョルガイ(ゲルゲイ)・サルコジ。1952年ハンガリー生まれの器楽奏者でリュートだけでなく、ギター、ヴィオラ・バスタルダ、リュート・ハープシコード(ラウテンヴェルク)も弾く奏者である。特に後者2つは日本では馴染みのない特殊な楽器らしい。バッハ自身、自分の先祖はハンガリーにあると思っていたらしい。16世紀にファイト・バッハという人がハンガリーでパン屋さんをやっていたのだとか。彼がパンを焼きながらツィターを爪弾いたところが、音楽家の家系の始まりだと自身で書き残しているらしい。サルコジといえばフランスの第23代フランス大統領を思い出すが、彼もまたハンガリー系の人物であった。リュート奏者のG.サルコジは全くの無名の奏者でこのLPがデビュー盤の可能性が高い。ジャケット裏面を見ると補助弦の貼られた変わったタイプの楽器を弾いている。ハンガリー地域独特のリュートなのだろうか。ハンガリー地域は昔からユニークな楽器の宝庫のよな地域だった。サルコジは通常のリュートとは異なる、かなり弦の数が多くネックが二股に分かれた形状のタイプで録音したようである。演奏は極めて堅実で安定している。ギターとは異なる温かく柔らかい弦の音が余韻をタップリ持って響く。演奏が難しそうな楽器ではあるがまったくそれを感じさせない流麗な演奏である。様々な音色を使い分けバッハが残したリュートのためのオリジナル作品4曲を弾き込む、時にフォルテで盛り上げ、時にピアノで陰影を付け、曲に命を吹き込む技巧派である。
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