商品コード:1230-047[Le Chant du Monde] D.オイストラフ(vn) A.ハチャトゥリャン指揮ソビエト放送o. / ハチャトゥリアン:Vn協奏曲 ニ短調
商品コード: 1230-047
商品詳細:ハチャトゥリアン(1903-1978)のヴァイオリン協奏曲は1940年に作曲され、翌年のスターリン賞第2位を獲得したヴァイオリン協奏曲である。この作品はダヴィッド・オイストラフに献呈されている。オイストラフは、ヴァイオリン・パートに関して助言を行うとともに、ハチャトゥリアンとは別に自身でカデンツァも作っている。初演は1940年11月16日、モスクワのソヴィエト音楽祭にてダヴィッド・オイストラフのヴァイオリン独奏、アレクサンドル・ガウクの指揮で演奏され、大成功であった。その特徴あるメロディーは一度耳にしたら忘れないインパクトを持った曲である。この曲がハチャトゥリアンを国際的な作曲家に押し上げたといっても過言ではない。他に「ガイーヌ」「スパルタクス」等の管弦楽曲が有名。ハチャトゥリアンの特長であるコーカサス地方の民族音楽である躍動感のあるリズムと異国情緒なメロディーに集約される。このヴァイオリン協奏曲も、その二つを兼ね備えたハチャトゥリアンらしい曲といえる。1954年ハチャトゥリアン自身の指揮でロンドンのフィルハーモニア管弦楽団と録音したのが初録音である。英/仏COLUMBIAからモノラルでリリースされた。これは両者の2回目の1965年録音でモスクワで録音された。最初の録音がロンドンという事から、ハチャトゥリアンが自身を世界にアピールしたかったということが窺える。そして初演者でもあるオイストラフとハチャトゥリアンの共演こそがこの曲と不可分のような印象を持たれることになった。2回目もハチャトゥリアン自身が指揮を買って出た。1958年1月12/13日、ボストン、シンフォニー・ホールでコーガン/モントゥーの素晴らしい録音があるのだが、あまり知られていない。大方の見方でオイストラフが良いとされている。それは間違いではない。この2回目録音でももはや完全に自分の曲であるかのようなよく練られたソロは誰が聴いても見事だし、作曲者の指揮ならこんな安心なことはない。トップであるかは別として納得の演奏であることは確か。フランス盤ならトレースも安心して楽しめる。
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