商品コード:1236-045p[MELODIYA] L.ブリュック, M.タイマノフ(pf) / モーツァルト:2PfソナタK.448, サン・サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲Op.35
商品コード: 1236-045p
商品詳細:MELODIYAで唯一の一人ベートーヴェン・ソナタ全集のLP録音(1970年)行ったピアニスト、マリヤ・グリンベルグ(1908- 1978)。オデッサ生まれのユダヤ系ロシア人。モスクワ音楽院でコンスタンチン・イグームノフに師事し、1935年にソ連全国ピアノ・コンクールにおいて準優勝を果たす。それ以前はフェリックス・ブルーメンフェリトに入門しておりホロヴィッツの妹弟子という関係になる。ユダヤ人敵視の風潮から、継続的で安定した演奏活動を阻まれ、西側諸国では2000年頃までほとんど無名のままだった。ロシアではユーディナを凌ぐ大物ピアニストである。夫と父親が「人民の敵」の烙印を押されて逮捕され、処刑されてしまうという不幸に見舞われた。グリンベルク本人も、国によるマネジメントから外され、アマチュアのバレエ団の伴奏者として、時にはオーケストラのティンパニ奏者として糊口を凌がなければならなかった。1960年代後期にやっと名誉回復するが要職には就けなかった。61歳のとき、グネーシン音楽学校の教授に迎えられるが、モスクワ音楽院の教授職やチャイコフスキー国際コンクールの審査員席からは締め出されたままだった。彼女に関する本も出版され録音は60枚を超える。2回のオランダ訪問は、国を挙げての歓迎ぶりであったという。西側でグリンベルグの名前が知られるようになったのは2000年代を過ぎてからである。彼女のピアニズムは悲惨な境遇に反して明るい。ユーディナとは正反対である。シューマン、メンデルスゾーン、ショパンなども録音しているが、これはバッハの4つのデュエットとPfソナタ16番というオリジナル・カップリング。シューベルトのクリアーで明瞭なタッチ。何故かバッハらしさから少し距離を置いたような演奏!MELODIYA希少!
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