商品コード:1237-033b[Club National du Disque] I.ヘンデル(vn) R.クーベリック指揮フィルハーモニアo. / ベートーヴェン:Vn協奏曲Op.61
商品コード: 1237-033b
商品詳細:高嶺の花だったI.ヘンデルのベートーヴェンが入手可能のチャンス。英録音だが英国ではLP未発売。欧州初出盤は仏FELP 138になるが未だ入荷なし。アメリカRCAグループのブルーバードクラシックス:LBC 1003ははっきりいって、ひどい音質。仏第2版のこの盤なら充分に音が良く、フラット盤のFELP 138に対しGGプレスと思っていただければ良い。彼女の繊細で高貴なVnは、はっきりと伝わる。この名演の選択はこれしかない。米盤お持ちの方にお勧め!イダ・ヘンデル(1928 - 2020)はポーランド・ヘウム出身のイギリス国籍を取得した女性ヴァイオリニスト。幼児期より天才と称せられ、5歳にして既にチャイコフスキーやメンデルスゾーンなどをものにしたと言われる。公式デビューは1935年である。ワルシャワ音楽院に学んだ後、ベルリンでカール・フレッシュに、またパリでジョルジュ・エネスクにも師事した。第二次世界大戦中は、他の多くのユダヤ系ヴァイオリニストと同じく、英軍・米軍のために慰問演奏を行なった。鋭いテクニックと、ニュアンスに富んだ音色が特徴的だが、気品よりは感情表出の激しさによって、女性ヴァイオリニストの中でも一頭地を抜いた伝説の存在であった。同郷の先輩ヴァイオリニストのブロニスワフ・フーベルマンや、指揮者ラファエル・クーベリックへの傾倒を語っている。1980年代の実質的な活動停止や、録音嫌い(長いキャリアにも関わらず、録音数は非常に少ない)、長年にわたって実年齢を伏せてきたことから、「マルツィやヌヴーと同世代の伝説の女性ヴァイオリニスト」と言われ続けてきた。当時は天才少女を売り出すため生年の偽装が大っぴらに行われており、1928年生まれではない説が有力である。ウラジミール・アシュケナージとの共演によるCD制作によって見事な復活を果たし、1998年には指揮者サイモン・ラトルと、2004年にはピアニストフー・ツォンと共に来日も果たした。没年には、カナダ在住であった。晩年に録音したバッハの無伴奏全曲は高い評価を得た。ラファエル・クーベリックとは1946年チャイコフスキー:Vn協奏曲(ロイヤル・アルバート・ホールでのSP録音)→1948年ブルッフ:Vn協奏曲→1949年ベートーヴェン:Vn協奏曲と少なくとも3曲を録音している。90歳を過ぎても来日公演を続けたことは記憶に新しい。楽器はストラディバリウス(1696年製)を使用。
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