商品コード:1246-025p[aquitaine 他] A.クエルティ(pf) オックスフォードQt. / コレクターズ・シリーズ・「アントン・クエルティ」全11点11枚バラセット
商品コード: 1246-025p
商品詳細:あるフランス人コレクターが個人として40年に渡って収集した演奏家別のコレクションをそのまま「コレクターズ・シリーズ」としてセットで出すことにした。当社では初の試みとなる。長年かけた厖大な時間はお金には換算できない。また縁あって集まったコレクションを散逸させず後世に受け継ぐことも国を跨いだ文化継承になるだろう。レーベルは複数にまたがり、オリジナル盤だけとは限らない、また意に沿わない国の盤が混じることもある。それらをご承知の上でご検討いただけると幸いである。基本バラセットである。今回は「アントン・クエルティ」。クエルティ(1938-)はウィーンの生まれのユダヤ人。1944年にアメリカに移住し、ボストンでアーサー・ゴールドマンにピアノを師事した後、9歳でグリーグのピアノ協奏曲をボストン・ポップスのコンサートで弾いてデビューを飾った。1948年から1952年までロンギー音楽院に在学し、エルヴィン・バドキーとグレゴリー・タッカーの下でピアノ、アーサー・シェファードについて作曲を学んだ。1952年から翌年までピーボディ音楽院に在学し、エルネ・バローにピアノ、ヘンリー・カウエルに作曲をそれぞれ学んだ。1955年から1958年までカーティス音楽院でルドルフ・ゼルキンとミェチスワフ・ホルショフスキの下で研鑽を積んだ。1957年にレーヴェントリット国際コンクールで優勝してプロフェッショナルとして本格的な演奏活動を展開するようになった。1964年エリザベート王妃コンクールで4位に入賞した。1965年にはアメリカを離れてカナダに定住し、トロント大学のアーティスト・イン・レジデントを務めるようになり、1968年から1972年まで同大学の教授として後進の指導に当たった。録音の大半が米国レーベルなので日本、欧州では殆ど無名に近い、但しETERNAのシューマンEDに数枚参加し録音がある。何方かといえば技巧派である。ドイツ・ロマン派を中心に録音し、2000年代に入りベートーヴェンのソナタ全集も録音している。北米タイプの理知的なスタイルを持つ近代的な演奏を是とするピアニストである。
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