商品コード:1249-057t[OPERA] ゲヴァントハウスQt./ モーツァルト:弦楽四重奏曲14番K.387, ハイドン:弦楽四重奏曲77番「皇帝」Op.76-3
商品コード: 1249-057t
商品詳細:この録音はETERNA未発売で、OPERAのみ。ズスケが第2Vnの時代のゲヴァントハウスQt.。ズスケQt.を知っている方ほど驚くだろう、ズスケの色が希薄。ボッセの色で全てが支配されている。リーダーというものには、そういう力がある。モーツァルトは、他に21番(K.575)が820 016であるくらい。大変貴重な音源だ。'50年代後期と見られ、この時期としては、軽快かつ重厚感も併せ持った理想的な演奏の一つだろう。なお、K.387のみの10"が存在する。ゲヴァントハウスQtはドイツ・ザクセン州ライプツィヒを本拠とする弦楽四重奏団。1809年にアウグト・マッティを中心として結成された世界最古の弦楽四重奏団として知られる。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の歴代コンサートマスターおよび首席奏者によって構成され、途切れることなく音楽活動を継続。これはLP初期の1950年代後期頃と思われる。この時のメンバーはボッセ/ズスケ/ヘンチェケ/バウアーの四人。この体制が1955-1960年までの5年間である。LPで聴くことが出来る最古のメンバーである。勿論今も全く異なるメンバーで活動は続けている(興味は湧かないが)。1977年からはズスケがゲヴァントハウスo.のコンマスとなったことから自動的にリーダーとなり少なくとも1991年の来日まで続く。ズスケは1965年から自身がリーダーを務めるズスケQt.でも活動していたが、1977年のゲヴァントハウスQt.のリーダー交代を機にズスケQt.のリーダーをW.D.ハッツドルフに譲った。1977年ズスケQt.がベートーヴェンの録音していなかった曲を集中的に録音したのはそのためだろう。但しETERNA録音では1977年以降も録音に参加している場合もあるので完全に縁を切ったわけではない。さてこの録音の2曲はETERNAからは出ていない珍しい初期録音。ETERNAでの初期ゲヴァントハウスQt.の録音と基本的に大きくは変わらない。ボッセとズスケは音楽的に目指すものは同じ方向だが音や表現は大きく異なる。それをまとめるのがリーダーの仕事。ズスケの音も生かしつつ、団体としての色はまさにゲヴァントハウスo.のミニチュアと言える。
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