商品コード:1250-035p[DGG] L.ベルマン(pf) H.v.カラヤン指揮ベルリンpo. / コレクターズ・シリーズ・「ラーザリ・ベルマン-1」全6点6枚バラセット
商品コード: 1250-035p
商品詳細:あるフランス人コレクターが個人として40年に渡って収集した演奏家別のコレクションをそのまま「コレクターズ・シリーズ」としてセットで出すことにした。当社では初の試みとなる。長年かけた厖大な時間はお金には換算できない。また縁あって集まったコレクションを散逸させず後世に受け継ぐことも国を跨いだ文化継承になるだろう。レーベルは複数にまたがり、オリジナル盤だけとは限らない、また意に沿わない国の盤が混じることもある。それらをご承知の上でご検討いただけると幸いである。基本バラセットである。ご興味のある方は是非この機会に!今回は「ラーザリ・ベルマン」。ラーザリ・ベルマン(1930- 2005)はレニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれのユダヤ系ロシア人。クサンドル・ゴリデンヴェイゼルに師事するかたわら、スヴャトスラフ・リヒテルやヴラディーミル・ソフロニツキー、マリヤ・ユーディナからも指導を受けた。エミール・ギレリスから「音楽界の神童」と呼ばれた。だが1975年の米国デビューの後にベルマンは引く手あまたとなり、ドイツ・グラモフォンやEMI、CBSらが奪い合うようにして録音に起用した。ベルマンはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を、ヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮で録音しただけでなく、1976年には「国際連合の日」を記念して、アンタル・ドラティの指揮で国際的なテレビ放映に出演した際にも演奏した。1977年には初来日して、やはりクラシック・ファンの注目を浴びた。一躍西側で注目を浴び、時代の寵児となる。長年にわたり当局に監視されていたベルマンは、1975年11月突如として出国が許され、すぐDGGと契約。年内に早速カラヤンとのチャイコフスキーPf協1番が録音され、カラヤンは彼を大絶賛。こちらは'78年の録音。ピアノを破壊するのではと危ぶまれるほど豪快な打鍵で知られるベルマンだが、この録音はやや大人しい?それでも一音一音が矢のように飛んでくる。'70年代後半に、これほど強い演奏ができるピアニストは多くない。表現力が格段に上手い。ベルマンの録音は旧ソ連時代と西側録音とで分けて考える必要がある。今回の「ラーザリ・ベルマン-1」ではDGG録音を集めたバラセットとした。「ラーザリ・ベルマン-2」でDGG以外を扱う。
ベルマンの在庫一覧へ