商品コード:1251-051t[DECCA] K.オールウィン指揮ロンドンso. イギリス近衛グレナディア・ガーズ軍楽隊/ チャイコフスキー:1812年序曲, イタリア奇想曲, スラブ行進曲
商品コード: 1251-051t
商品詳細:これがSXLの記念すべき第1号。'58年に発表され、初めて聴いた人々は驚いたに違いない。オールウィンは当時、無名に近い指揮者で、何故、この記念すべき録音に起用されたのか不思議だが、実験台としてなら納得がゆく。曲もステレオ・デモに相応しい、序曲1812等が入っており、音楽性よりはデモ的要素がかなり強いが、今の耳で聴いてもこの録音は度肝を抜くものだ。比較的枚数がある為この程度の価格で入手できるが、超オーディオ・ファイル!モノラル未発売のステレオ広告の為に製造販売されたステレオ第1号LPで選曲もそれに相応しい派手な曲が選ばれた。1812ではF.J. Harrisという英国の有名なアレンジャーによる監修のもとキャノンショットの音がミキシングされた。The Band Of The Grenadier Guardsという軍楽隊とともに1812に彩りを添えた。指揮者ケネス・オールウィンは1925年英国クロイドン生まれ。王立音楽アカデミー (1947-1951)に参加し、歌、ビオラ、オルガンを(C.H.トレバーに)学び、1952年にマンメモリアル賞を受賞した。 彼はオルガンとオペラのコーチの副教授であり、RAMマドリガル合唱団を設立した。1952年にニュージーランドのウェリントンにあるロイヤル・ウェリントン合唱連合の指揮者を務め、植民地の将校としてシンガポールのラジオ・マラヤで働いた後、イギリスに戻る。軍楽隊指揮の経験を買われ、まだ録音のなかったオールウィンにDECCAからオファーがかかり古参が及び腰だったステレオ第1号LPの指揮者に抜擢された。オールウィンはその後BBC放送専属の指揮者となり、プロムナードコンサートなどを担当。映画音楽の録音も盛んに行う。一度純クラシックから逸れてしまうと二度と戻れないことを覚悟で臨んだのならよい。その後、純クラシック音楽の録音はない。
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