商品コード:1253-032n[MELODIYA] V.カミショフ(org/cemb) O.ヤンチェンコ(org) / ソレール:2台Orgのための6つの協奏曲1~6番
商品コード: 1253-032n
商品詳細:奇才カミショフがピアノではなく初めてオルガンとチェンバロを弾いて録音したLPである。曲はアントニオ・ソレール(1729-1783)、スペイン・バロック期の大家である。最も有名な作品は、鍵盤楽器のためのソナタであり、ソレールが師事したと言われているドメニコ・スカルラッティの作品に匹敵する。この「2台のオルガンのための6つのコンチェルト」は、非常に優れた作品であり、今でもレパートリーを生き延びている。ここでは1台をヤンチェンコがオルガンで固定、カミショフが1・3・4・6番をオルガンで、2・5番をチェンバロで弾いている。おそらく初めての試みだろう。協奏曲とあるがオーケストラは存在せず、2台の鍵盤楽器だけで演奏される。オーケストラに対応する部分をオルガンが持つ多彩な機能に担わせている。結果的にあたかもオーケストラが存在するかのような錯覚に陥る。カミショフの選曲にしては意外すぎて理由が判然としない。録音はさほど多くないのでまず原曲の把握が難しい。故にカミショフの工夫の程度が解りにくいのだが聴いていればおよそバロック作品とは思えないところが出てくるので面白さは理解できる。
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