商品コード:1256-049n[MELODIYA] ボリショイ劇場Qt., M.グリンベルグ(pf) / ベートーヴェン:弦楽四重奏曲12番Op.127, Pfソナタ25番Op.79
商品コード: 1256-049n
商品詳細:ボリショイ劇場Qtによる弦楽四重奏曲とマリヤ・グリンベルクによるピアノ・ソナタという関係のない2曲が収録されたベート―ヴェンのLP。A/B面が連番でこれがオリジナルのカップリングである。グリンベルクのPfソナタ25番は全曲録音以前の単独別録音と思われる。ボリショイ劇場Qtは1931年レニングラードで結成された団体で創設メンバーは第1Vn:イサーク・ジューク、第2Vn:ボリス・ヴェルトマン、Va:ボリス・グルヴィッチ、Vc:スヴャトラフ・クヌシェヴィツキー→イサーク・ブラヴスキーである。この録音時のチェロはイサーク・ブラヴスキー。因みにここでは既に退団していたスヴャトラフ・クヌシェヴィツキーはソリストとしてまたオイストラフQt.でも有名だがボリショイ劇場Qtの創設メンバーであった事実は知られれいない。リーダーで第1Vn:イサーク・ジュークの息子のヴァレンティン・ジュークのヴァイオリン奏者で多くの録音を残している。彼等のベートーヴェン:弦楽四重奏曲は5/11/12番の3曲だけと思われる。5番は10"。これはその中の1曲で12番のオリジナルである。このLPが1961年初リリースなので、B面2/3に収録のグリンベルクによるピアノソナタ25番は有名な全曲録音が1964~66年年なので明らかに別録音である。ボリショイ劇場Qtは古い団体でSP時代から録音を残すがLPは少なく、他の団体ほどの知名度はない。しかし現代では味わうことのできない、良き時代の音色と表情を持ち懐かしさだけでは語れない精緻なアンサンブルを持つ優れた演奏である。MELODIYAの古い時代に共通するあの深い味わいを有する貴重な演奏である。グリンベルクのソナタも分厚いピアノの音に包まれた深い情緒を感じさせる演奏で全曲録音より、明らかに優れた内容である。古いほど価値があるとはこういう事である。
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