[SUPRAPHON] S.ヴェチュトモフ(vc) J.パーレニチェク(pf) / マルティヌー:Vcソナタ1~3番, スロヴァキア民謡による変奏曲 H. 378, ロッシーニの主題による変奏曲 H. 290

[ 1257-046 ] Bohuslav Martinů / Saša Večtomov – Josef Páleníček

通常価格:¥ 19,800 税込

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商品コード: 1257-046

作品名:マルティヌー:VcとPfのための作品集/Vcソナタ1番(1939)H, 277 , Vcソナタ2番(1941)H, 286 | Vcソナタ3番(1952)H, 340, スロヴァキア民謡による変奏曲 (1959)H. 378, ロッシーニの主題による変奏曲 (1942)H. 290
演奏者:S.ヴェチュトモフ(vc)J.パーレニチェク(pf)
プレス国:旧チェコ・スロバキア, Czechoslovakia
レーベル:SUPRAPHON
レコード番号:1111 0641-2
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×2, 箱入り2枚組, 2 single records
評価/レコード:8
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【旧チェコ・スロバキアでの国内仕様のステレオ・オリジナル】---紺/銀渦巻, STEREO, 12時にGramofonovy Klub(グラモフォノヴィ・クリブ)のロゴ, 表記されたレコード番号:1111 0641-2, グルーヴガード厚, Rights Society:BIEM, Price Code:G(Kčs 36, –), (P)1969, スタンパー/マトリクス:E 1456 A A/E 1457 A A・E 1458 C A/E 1459 B C (ラウンド小文字スタンパー・SUPRAPHONタイプ), チェコ語表記・国内仕様, SUPRAPHON録音ステレオ製造を示すE ***で始まりレコード番号を含まない専用マトリクス使用, 補助マトリクス:なし, Copyright Year Code(初リリース年を示すイニシャルレーベル登録年号で1954–1964の間存在する):なし(対象外), Manufacturing Date Code (実際に製造された年/月を示す・ない場合はCopyright Year Codeと同年):なし(1969年と思われる), 1969年製造のスタンパーを用いた1969年の製造分, 旧番号存在せず, これより古い国内仕様ステレオ・レーベル存在せず, フラット盤存在せず, 国内仕様のステレオの最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在するか不明, モノラル存在する, RIAAカーヴである, SUPRAPHON音源のSUPRAPHON制作プレス, 国内仕様ステレオ・オリジナル, original for stereo for domestic
ジャケット:【旧チェコ・スロバキアでの国内仕様のステレオ・オリジナル】---外周4面灰クロス紙表紙箱, リブレット付き, Gramofonovy Klub(リブレットに), 表記されたジャケット番号:1111 0641-42, Price Code:なし, 背文字:なし(国内仕様の為), (P)なし(C)1969, チェコ語表記の国内仕様, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが国内仕様は当ジャケットである), 製作:Supraphon A. S., 印刷:記載なし・チェコ製, 国内仕様でこれより古いタイプ存在せず, 国内仕様と輸出仕様は異なるデザインと思われる, これは国内仕様のステレオ・オリジナル, original for stereo for domestic
トピックス:【当社初入荷の超希少タイトル】---1968年4月/6月プラハ・SUPRAPHONドモヴィナ・スタジオ(Studio Domovina)でのモノラル/ステレオ録音, 録音技師:Stanislav Sýkora, プロデューサー:Eduard Herzog, 技術協力:jaroislav Zach, 編集/カッティングマスター:Vít Roubíček, 1969年Supraphon A. S.によりコピーライト登録・同年SUPRAPHON:0111 0641-2/1111 0641-2(当装丁)にて国内仕様が初入荷, 輸出仕様も同一番号と思われる, 圧倒的な名演, マルティヌーの生まれたチェコでしかできない企画, 当社28年の買い付け記録にもない初入荷の激レアタイトル, 当箱の入荷で初めて知った録音, 演奏:★★★★★+, 音質:★★★★★

商品詳細:なんと当社初入荷のマルティヌー:VcとPfのための作品集の2枚組箱入りが入荷した。この盤が入荷するまでこれらの纏まった作品集はJ.フッフロ(vc)J.ハーラ(pf)による1984年発売のデジタル録音がチェコでも最初であると思われたので意外である。このS.ベチュトモフ(vc)J.パーレニチェク(pf)による1968年録音がチェコにおけるチェロ・ソナタ3曲を含むまとまった録音であることが判明した。レコードというものは現物が入荷して初めて事実がわかることが大半である。世界各国から発売される夥しい数のレコードが完全に記録された書籍は未だ存在せず、全てが解明された世界ではないのが実状である。当社では1990年から定期的に欧州へ買い付けに出て早30年以上が経過し、これまでに数十トン単位のレコードを輸入したが、未だに初めてお目にかかるレコードは少なくない。SUPRAPHONのように比較的、広範囲で入手可能なレーベルでさえ、当LPのように初めて現物を確認して、その立ち位置が明らかになるレコードは多いのである。日々新情報を更新し続けることが当社の重要な責務であると考えている。この2枚組箱こそがチェコで初めて録音されたマルティヌーのチェロ・ソナタ全集である。尚3つのチェロ・ソナタ以外にもVcとPfのための作品は7曲程存在していて、マイナーな作品は1990年代になって初めて録音されるケースはある。CDでしか聴けないマイナーな作品は存在する。ここではそれら7曲の中~2曲が収録されている。ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959)はチェコ出身の作曲家。6曲の交響曲を始め、様々な楽器のための30曲近くもの協奏曲、11作のオペラをはじめ、あらゆる分野で作曲を行うなど大変な多作家であった。マルティヌーは、400作を残した大変に多作な作曲家で、その作品数は、20世紀の作曲家としてはヴィラ=ロボスに次ぎ、ミヨー、タンスマンがかろうじてこれに並ぶ。創作は、自己の作風を模索するように様々な実験的書法を試みた1930年代までの第1期、ほぼ1940年代と一致するアメリカ滞在時期が第2期で、彼の創作活動の頂点にあたる。そして、ヨーロッパに戻ってからが第3期で、新古典的あるいは新印象主義的とも言われる作風で形式の枠に捉われない自由な作品を創作した。2020年になってチェコのチェリスト、ペトル・ノウゾフスキーはマルティヌーのチェロ作品を全て録音するという画期的な記録を打ち立てた。それまで録音されていないVcとPfのための作品があったようである。3つのソナタはパリ時代とアメリカ時代に作曲されたものでフランス六人組やストラヴィンスキーなどの影響を強く受けた作品となっている。3番はアメリカ時代の作品んでスラブ的なメロディーを生かした秀作である。チェロ好きの方には是非知っていただきたい優れた録音である。サシャ・ヴェチュトモフ(1930-1989)は本名アレクサンドルだが、ほぼ全て愛称の「サシャ」で活動していたようだ。1930年チェコ生まれ。チェリストであった父イヴァンから音楽の手ほどきを受け、その後プラハ音楽院にて、あのラディスラフ・ゼレンカにチェロを師事。モスクワに留学、セミョーン・コゾルーポフとA.ナヴァラに師事。1951年から1956年までスーク・トリオに在籍し、1955年に開かれたプラハの春国際音楽コンクールにてヨゼフ・フッフロ、ミハイル・ホミツェルと共に第1位を獲得。1959年に開かれたパブロ・カザルス・コンクールにて第2位を受賞(第1位はアンナー・ビルスマ)。演奏家として着実にキャリアを積む一方、母校プラハ音楽院にて後進の育成にも積極的に取り組んだ。1989年プラハにて59歳という短い生涯を終えた。短い演奏家人生であった為、サードロほど名が知られるまでには至らなかったが晩年の1984年頃はバッハの無伴奏チェロ組曲を録音している。その時の楽器は「ジョバンニ・バティスタ・グァダニーニ」製作だった。この録音が同じ楽器であるかは不明。ヴェチュトモフは暗調な低く太い音を出すが、不思議と曲は明るい雰囲気に包まれる。東欧らしい翳りのある音色がこの曲によく似合う。ロマンチックな演奏に終始している。生徒にイルジー・ホシェクやミカエラ・フカチョヴァーらを育てた。

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