商品コード:1257-039n[MELODIYA] I.ジューコフ(pf) G.ロジェストヴェンスキー指揮ソビエト放送o. M.チェルニャコフスキー(vn) V.シモノフ(vc) / チャイコフスキー:Pf協奏曲2番Op.44
商品コード: 1257-039n
商品詳細:イーゴリ・ジューコフ(1936- 2018)は旧ソ連のニジニ・ノヴゴロドに生まれるが、翌年、家族に連れられモスクワに移る。1955年よりモスクワ音楽院に学ぶ。当初はエミール・ギレリスに、その後ゲンリフ・ネイガウスに師事した。在学中の1957年ロン・ティボー・コンクール2位入賞。1960年にモスクワ音楽院を卒業する。西側にも出ているがロシアン・スクール出身。ネイガウス門下生の一人。かなり個性的で、バリバリと情感を出して弾きまくる、驚異的エネルギーの持ち主。チャイコフスキーの協奏曲をきっちり3曲入れている数少ないピアニスト。中でもあまり録音されない2/3番が凄い。技量・感性、共に第一級。しかし日本での人気が今ひとつなのが不思議。録音技術そのものにも情熱を持って関心を寄せており、「私は録音技師の中で最高のピアニストなのであり、ピアニストの中で最高の録音技師なのだ」と発言したことがある。ピアニストとしての活動以外では、モスクワ室内管弦楽団を率いて、1994年に引退するまで指揮者として活動した。また室内楽奏者としては、ヴァイオリニストのグリゴリー・フェイギンやチェリストのヴァレンティン・フェイギンと共に、1963年にジューコフ・ピアノ三重奏団を結成し、1980年まで古今の幅広いレパートリーによって演奏・録音に取り組んだ。録音は多いが中でもチャイコフスキーの協奏曲の1~3番の全曲録音で知られる。2番の録音はMELODIYAでも少なくジューコフ以前にはニコラーエワのモノラル録音が唯一の存在であった。ジューコフの後の1973年頃にギレリス/E.スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立so.が録音(発売は1985年)した程度で1番に比べると圧倒的に少ないのが実情である。1986年にはエレシコも録音している。ジューコフはチャイコフスキーの協奏曲の1~3番の全曲録音で名声を得たピアニストである。ステレオならばジューコフ盤しかないだろう。この1枚があれば充分にこと足りる。ピアノ協奏曲第2番は1879年から1880年にかけて作曲され、初演は1882年5月22日、モスクワにてアントン・ルビンシテインの指揮、セルゲイ・タネーエフのピアノにより行われた。ニコライ・ルビンシテインに献呈されている。チャイコフスキーの弟子のピアニスト、アレクサンドル・ジロティが、一部手を加えた『改訂版』を1897年に作曲者の許可の下で出版し、ジロティ版と呼ばれる。1955年、アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルが自筆譜を基に原典版を復活させて以降、ジロティ版が使われることは最近はあまりない。シューラ・チェルカスキーはDG/VOX/CHSと3回ジロティ版?(初回録音は確定)で録音している。Pf協奏曲2番には第2楽章にヴァイオリン、チェロの独奏が美しく歌われる部分があり重要なポイントになっている。
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