商品コード:1258-030[COLUMBIA] W.マウツジンスキ(pf) / ショパン:ポロネーズ3曲(4・5・6番), マズルカ(8曲)(新録音)
商品コード: 1258-030
商品詳細:1950年代に録音を残すマウツジンスキのショパン・リサイタル。1914年ワルシャワ生まれ、ショパン直系の指導とパリ音楽院の両方を身に付けた本物の実力派。1937年22歳の時、第3回ショパン・コンクールで3位、1940年パリ・デビューし、同時期に仏COLUMBIAと契約。1960年よりショパン・コンクール審査員。ショパン弾きとして知られる。ポーランド風の暗調で湿った空気感が個性。味わい深さは格別。年齢を重ねるほどに愛着の沸く1枚になるだろう。ここで新事実が判明した。マウツジンスキはFCX 197(1954年モノラル録音)でFCX 452(1956年頃モノラル録音)と殆ど同じ内容の2枚のLPを出している。FCX 197とFCX 452はポロネーズが1曲異なるのみで他は全く同じ内容である為、FCX 452はFCX 197の再版で1曲入れ変えたLPと考えていた。その1曲とは旧番号FCX 197にはポロネーズ第2番 変ホ短調Op.26が入りポロネーズ2/5/6番の3曲入りである。新番号FCX 452ではポロネーズ第4番 ハ短調Op.40-2を含むポロネーズ4/5/6番の3曲入りである。片面はマズルカ8曲入りでこれは両者同じである。今回FCX 197とFCX 452が両方入荷したので聴き比べを行った。まずポロネーズは誤植ではなく確かに旧番号は2番、新番号は4番を演奏している。表記間違いではないことを確認した。両者に共通の5/6番を聴き比べたところ、テンポが全く異なり別録音であると判断した。片面のマズルカ8曲は全く同じ8曲なので同一音源であろうと考えていたが実際聴き比べると、こちらもテンポが全く異なり表情も違う。こちらも別録音であると判断した。たった2年程度で1曲違いのLPを別に録音し発売したことは事実である。従って旧番号・FCX 197と新番号・FCX 452は何方もモノラル・オリジナルであると断定する。常識ではありえないケースだがこれが真実だろう。これも両者が揃って入荷し、実際に聴き比べを行ったからこそ辿り着いた真実である。刑事が現場100回と盛んにテレビ・ドラマで語っているが、これは刑事だけではない。我々レコード業者にも重要な真実である。レコード業者は現物100回という新しい教訓ができた瞬間であった。ここでFCX 452を改めて新録音であると認定した。尚、新録音には英国盤は存在しない。
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