商品コード:1259-018p[COLUMBIA] G.シャーンドル(pf) / バッハ:Pf編曲集
商品コード: 1259-018p
商品詳細:ジョルジ・シャーンドル(1912-2005)はブダペスト生まれのピアニスト。リスト音楽院にてバルトークに4年間ピアノを、そしてコダーイに作曲を師事し、1930年にコンサート・ピアニストとしてデビュー。ヨーロッパ各国で広く演奏した後、1939年にカーネギー・ホールへのデビューを果たした。翌年、彼はアメリカに定住し市民権を取得。1945年頃米国COLUMBIAと契約し、1946年にはバルトークの遺されたピアノ協奏曲第3番と「ミクロコスモス」の世界初演をユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団と行い、その直後に米コロンビアに同曲の初録音を行った。バルトークのピアノ独奏曲と協奏曲1/2番の初録音もVOXに行っている。1945年からSP録音があり1955年まで米コロンビアにLPモノラル録音がある。シャーンドルは、ピアノの師であったバルトークの生涯の友人でもあり、バルトークのピアノ曲の演奏および解釈の第一人者、そして1945年の葬儀に出席した10人のうちの1人であった。早い時期から録音を行ったピアニストだったが、モノラル期が終わる頃から教師としての活動に重点を置き、南メソジスト大学、ミシガン大学、1980年代にジュリアード音楽院で教鞭を執った。80歳を超えてもピアニストとしての活動を続けるなど、2005年に亡くなる年までコンサートを行なった。欧州レーベルに録音はないので米国でしか知られていない。ハンガリー作品を中心としたシャーンドルだが2枚のバッハ・リサイタルを残す。これは最初の1枚で米国のみの発売。1952-3年録音のもう1枚のバッハ・リサイタルが存在する。これは編曲集で希少。欧州プレスは存在しない。ニューヨークにおいて心不全により亡くなった時は93歳と言う長命であった。地味だが味わい深い演奏と言える。
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