商品コード:1261-062b[Pathé] シャンペイユQt. / フローラン・シュミット:弦楽四重奏曲 Op.112
商品コード: 1261-062b
商品詳細:フローラン・シュミット(1870-1958)は仏の作曲家。当初ドビュッシーの印象主義から出発したが、その後フォーレと独立音楽協会を結成。死の直前まで創作をしていた。1945年の作。前衛的要素はそれほどない。演奏のシャンペイユQt.は極めて濃密なエスプリを感じさせる団体で、他に殆ど録音がないのが惜しまれる。パルナンQt.の上をいく優れた団体と感じる。現代曲の面白さを体験できる一枚。1950年代プレス!シャンペイユQt.はカルヴェQt.が継承されたフランスの団体で1950年パリで創設された。リーダーで第1Vnのジャン・シャンペイユは1930年代カルヴェQt.の第2Vnだった人物。シャンペイユQt.の第2VnはJ.サンシェ、Vaはモーリス・ウッソン、Vcはマニュエル・ルカサンが創設メンバーである。創設後すぐに録音したのがラヴェルのSQでSATURNEから10"で発売された。それは名演で知られるパルナンQt.の初回録音を凌駕するほどの名演で幻の10"である。この録音は1955年頃第2Vnがジョルジュ・バルボンに交代してすぐの録音で、当時まだ誰も録音していない高難易度曲の大作であった。彼らは長い年月をかけてシュミットの作品と向き合い、ついに何人も近づくことさえできない圧倒的な名演を実現した。1曲に全精神を集中して限界レベルまで追求する姿勢は最初に録音したラヴェルに共通している。多くを選ばず限られた曲の極限を目指した彼らの真の姿を知る人は少ない。尚、1950年代後期に仏Le Club Français Du Disqueにラヴェルの2回目録音を残し、彼らは録音から引退したらしい。
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