商品コード:1261-057b[Pathé ] M.カリヴァン指揮ルネ・サン・ポールo. ルネ・サン・ポールcho., L.ベルトン C.コラール(s) C.デュヴォ(t) 他/ レハール:喜歌劇「ほほえみの国」(フランス語版・ハイライト)
商品コード: 1261-057b
商品詳細:1950年代当時はドイツ語のオペラやオペレッタでもフランスで上演や録音の際はフランス語で行うのが当然であった。逆もまたしかりでイタリア・オペラなどは相当に後まで上演国の言語に吹き替えて上演・録音している。オペラや宗教作品の場合は、1970年代に入ると原語主義が徹底されたが、映画は未だに現地語吹き替えされるのが欧州である。オペレッタ(喜歌劇)の分野で世界的な成功を収めたのがハンガリー生まれでウィーンで活躍したフランツ・レハール( 1870- 1948)である。「メリー・ウィドウ」は最も知られた作品である。しかし興行的に最も成功を収めた作品は「微笑みの国」であった。何処の国でもお堅いオペラより気軽なオペレッタの方が大衆に人気となるのは同じで、フランスでもドイツ語オペレッタは盛んに上演されたらしい。録音では多くがハイライトで、モノラル期にはVEGAのジェジュ・エチェヴェリ指揮の録音が最も多い。Pathéも盛んに録音を行い、マルセル・カリヴァンがレハール作品を得意とした。「微笑みの国」と同年に「メリー・ウィドウ」もハイライト録音している。ステレオ期になるとマニュエル・ロザンタールやポール・ボノーが台頭してくるが、モノラル期はジェジュ・エチェヴェリとマルセル・カリヴァンの二人の指揮者の独壇場だったといっても過言ではない。作品の成立背景には19世紀以来ヨーロッパを席巻していたオリエンタリズムがある。フランス語で歌われるドイツ語オペレッタは面白味も多い、何より歌手の多彩さではパリも中心地であり、ウィーンには負けていない。一枚で聴けるハイライト版が重宝されたことは言うまでもない。
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