商品コード:1262-016b[ERATO] R.ヴェイロン・ラクロワ(pf) J.ランスロ(cl) R.ジャンドル(vn) C.ルキアン(va) R.ベー(vc) / Clトリオ集/モーツァルト:K.498, ベートーヴェン:4番Op.11, アレグレット WoO.39
商品コード: 1262-016b
商品詳細:当時のフランスを代表する演奏家による、クラリネット・トリオ集。LP全盛期フランスで活躍したピアニスト/チェンバリストのラクロワは、リステンパルトやレーデルなどフランス人演奏家と多くの録音を残してきた。チェンバロの録音に比べるとピアノでの録音は少ないが、ピアニスト、ラクロワもなかなかのもの。勿論ランスロー、ジャンドルの演奏も一聴の価値あり、古き良き時代の薫り高い演奏を是非この機会に。A面は言わずと知れたモーツァルトの名作ケーゲルシュタット・トリオ。ランスロの哀愁漂う音はこの曲の成立である、ジャカン邸に集まっておしゃべりし、ゲームに耽り、音楽をやるグループの自然体の一瞬を捉えた写真のような琥珀色の時を再現してくれる。全く力みのない肩の力が抜けたような演奏は名人だけが至る境地だろう。B面は度々カップリングの相手をさせられ、格下とされるベートーヴェンの1797年に作曲したピアノ三重奏曲でクラリネット、チェロ、ピアノのために作曲されたが、通常はクラリネットはヴァイオリンで代用される。指定のクラリネット、チェロ、ピアノで演奏されることは少なく、K.498のB面である場合が殆ど、第4番のピアノ三重奏曲で『街の歌』の副題が付く。クラリネット版で聴けばまた別の曲のような印象を受ける。モーツァルトのB面でなければなかなかの佳作でクラリネットのソロは聴きどころがある。余白に通し番号なしの断章 変ロ長調 断章・アレグレット WoO.39が入る。この曲がクラリネット版で演奏されることはまずないだろう。モノラル時代の名演といえる!
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