商品コード:1263-055[CALLIOPE] J.C.カサドシュ指揮リールpo. / デュティユー:交響曲1番
商品コード: 1263-055
商品詳細:作曲家アンリ・デュティユー(,1916 - 2013)はフランスの作曲家。フランス6人組よりもやや若い世代で、20世紀後半から21世紀初めにかけてのフランスを代表する作曲家の一人。1933年から1938年までパリ音楽院に学び、ジャン・ギャロン、ノエル・ギャロン、フィリップ・ゴーベール、アンリ・ビュッセル、モーリス・エマニュエルに師事した。1946年にピアニストのジュヌヴィエーヴ・ジョワ(1919年 - 2009年)と結婚。1994年、第6回高松宮殿下記念世界文化賞音楽部門を受賞。1943年から1963年までパリ・オペラ座の合唱指揮者を務めるとともに、1943年国営フランス放送の芸術監督に就任、1963年まで務める。1961年からエコール・ド・ノルマル、次いで1970年からはパリ音楽院で和声法の教授に就任し教鞭を執る傍ら作曲活動を展開。1967年に国民音楽大賞(Grand Prix National de la Musique)受賞。幅広い分野に作品を残す。交響曲は2曲ある。交響曲第1番 は1950年の作で第1楽章のパッサカリアをはじめ、古典的な様式に基づきながらも、従来の調性にとらわれず主題の音程関係による「自由な無調性」を模索した作品。印象主義の書法や色彩感を持つ神秘的な作品。交響曲のイメージはさほどなく、中規模編成の管弦楽的構成を持つ。安易に前衛に傾かず、あくまでフランス音楽の伝統に則った上で20世紀後半の音楽を切り開いた点で、非常に高く評価されている。20世紀作品ではあるのでロマン派の音楽とは大きく異なる。絵画的なイメージを音で表現したような曲である。ある程度現代作品に接したことのある方向きではある。フランス印象主義に興味のある方には面白く感じる曲に違いない。
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