商品コード:1264-015[OCEANIC] P.バドゥラ・スコダ(pf) J.スターンバーグ指揮ウィーンso. / モーツァルト:Pf協奏曲14番K.449, Pf協奏曲22番K.482
商品コード: 1264-015
商品詳細:スコダのWestminster以前のOCEANIC recordの録音。デムスにもWestminster以前のPeriod時代があり、彼の黄金期とも言えるが、どうやらスコダにも同様のことが言えそうだ。音ははっきりしたモノラルのHi-Fi録音で悪くない。ピアノへのデリカシーと深みのある表情は、彼の中でも特別に輝きのある時期だろう。やや影を引きずった含みのあるピアノは、その後レーベルが変わり、僅かずつ、味わいを欠いてゆく。1951年に発売されたLPで、1950年頃の古い録音と思われる。Oceanic Records Inc.は1950年ニューヨークで発足したマイナーレーベル。1952年のリリースが最後のようでタイトルも多くはなかったようである。恐らく1950年代中期にはWestminsterに買収されたものと思われる。それが証拠にこの音源は1958年Westminster:XWN 18661で再リリースされている。ただXWN 18661ではオケはウィーン・コンツェルトハウスo.と表記されていて、このLPのオケであるウィーンso.と異なるがウィーンsoの本拠地がウィーン・コンツェルトハウス(劇場)であり、実際にウィーン・コンツェルトハウス管弦楽団という名称は記載上のことであると思われる。流石にオリジナルの音質は力があって良い。パウル・バドゥラ=スコダ(1927 - 2019)はウィーン生まれのよく知られたピアニスト。この録音が1950年とするとスコダが僅か23歳での録音になる。1949年にヴィルヘルム・フルトヴェングラーやヘルベルト・フォン・カラヤンらといった著名な指揮者と共演していたことから、23歳での本格的な録音は何ら不思議はない。若さ溢れる若鮎のような活発な演奏で心地が良い。また指揮のジョナサン・スターンバーグ(1919 -2018)はニューヨーク生まれの米国人指揮者。従軍から米国に戻った後、彼はオーストリアに旅行し、1947年にウィーン交響楽団を指揮してデビューしている。友人のロビンス・ランドンは後にハイドン協会を設立し、スターンバーグに多くの曲で指揮を依頼している。この録音もウィーンso.でデビューして3年後のことであり、自然な流れでの録音に至ったモノと思われる。
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