[ETERNA] E.ケート(s) G.ヴァイセンボルン(pf) / モーツァルト:歌曲集(20曲)/K.476, 518, 147, 520, 531, 596, 579, 597, 598他
商品コード: 1265-022t
商品詳細:ケートの傑作LP!彼女唯一のETERNA録音。1966年に録音されたようだ。ETERNAのみ存在。両面でモーツァルトの歌曲を20曲も収録。モーツァルトの歌曲集の中でも、ダントツに曲数が多い。何といっても、ケートの可憐な声で歌われる歌曲の愛らしさと言ったら、大物オペラ歌手の入れた同様の録音とは比較のしようもない。ケートの美点が見事に花開いたLP。トップ3として異論はないだろう。流通している物の殆どがモノラルである中、ステレオは希少!エリカ・ケート (1927-1989)はドイツ・ダルムシュタットの生まれ。小児麻痺を克服して歌手となった。彼女の夜の女王を聴いたフルトヴェングラーは彼女を呼び寄せ、この役でザルツブルク音楽祭に出演させたいう。1942年にエルザ・ブランクと共にダルムシュタットで音楽の勉強を始め、中断した後、1945年に再開した。彼女は1948年にミニョンのフィリーネとしてカイザースラウテルンで舞台デビューし、その後カールスルーエで活動した。彼女は1953年にミュンヘン国立歌劇場とウィーン国立歌劇場でデビューし、1961年にはベルリン国立歌劇場でデビューした。ザルツブルク音楽祭(1955–64)に夜の女王とコンスタンツェとソフィーとして定期的に出演した。そしてバイロイト(1965–68)では、ウッドバードとして.、ミラノ、パリ、ロンドンなどでもゲスト出演。特にモーツァルト:「魔笛」で夜の女王役では定評がある。声質は軽く、愛らしい。音域は非常に高く伸びている。ハイ コロラトゥーラ ソプラノの代表格といえる。このLPが録音された1966年には来日しており東京文化会館大ホールで独唱会を行っている。一度聴いたら忘れない声でありファンは多い。エリカ・ケートとヴァイセンボルンはETERNAの専属ではない。何故この時期に二人がETERNAに録音を行ったのかは謎である。同じ内容のLPはの西側からは出ておらずETERNAのオリジナル録音であることは間違いがないと思われる。但し録音の場所や技師等の詳細は非公開となっており、何か特別な録音であった可能性が高い。1989年に亡くなったケートの墓はダルムシュタットのアルター・フリードホフ (旧墓地) にある。ケートのモーツァルトの歌曲の録音は1963年ERODISCに4曲を残しているが、これだけの数(20曲)の録音は他にはなく、唯一無二のモーツァルト歌曲集である。ステレオはV字ステレオが存在するがかなり希少で高額となる。黒盤でも相当に音質は良く材料ノイズも少ない。
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